若きフランス人女性がむだ毛を披露。その理由は?

Culture 2021.06.09

ニューヨーク大学で人類学の博士課程に在籍しているフランス人、ジャッキー・リードソンは、自分のことをクィアでトランスフェミニンな人間だと語っている。6月5日に発売された「テレラマ」誌の表紙で、彼女は体毛を処理していない脚を誇らしげに披露した。

 

胸元が深く開いたワンピース、ブロンドの髪、尖った靴、勝ち誇ったような姿勢、そしてすね毛そのままの脚。写真家パトリック・スウィルクによって撮影された生足の活動家ジャッキー・リードソンが、「テレラマ」誌の表紙を飾った。同誌の6月5日発売号では、体重過多や白髪、“むだ毛”を肯定し、美の基準を覆す女性たちに焦点を当てている。

「脱毛の強要には、人種差別的な論理の一部である家父長制支配が見て取れます」とジャッキー・リードソンは語っている。「私は、自分の脚は最高のファッションであり、ビューティアクセサリーだと思っています!」

ニューヨークで人類学の博士号を取得したこの若いフランス人女性は、「テレラマ」のインスタグラムのアカウントで、自分のことをクィアでトランス・フェミニンだと表現している。

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政治的・フェミニスト的な決断

彼女は自分の女性性に光を当てたいと考えているが、ジェンダー・アイデンティティーと結びついた規範に従うことはしない。彼女が脱毛を拒否するのは、政治的な意味だけでなく、フェミニストとしてのこだわりでもある。

このこだわりは、フランスでは侮蔑と攻撃の対象になった、と彼女は「テレラマ」に語っている。だが、アメリカでは体毛を理由にこのような攻撃を受けることはなかったという。同時に、ジャッキー・リードンは、移民の権利を主張する活動を行なっている。

美意識や社会的規範に対する彼女の闘いは、いまでは自分たちの欠点とされてきた部分を強みに変える、多くのアーティストやインフルエンサー、活動家、そして50代の女性たちにも引き継がれている。

text : Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)

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