娘の名前めぐり、ハリー王子が再びBBCと対立。

Culture 2021.06.11

サセックス公爵夫妻は娘をリリベットと名付ける前にエリザベス女王に許可を得ていたと、6月9日、夫妻の代理人が発表した。ハリー王子は現在、許可を得ていなかったと報じたBBCに法的措置を講じると警告している。

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メーガン夫人とハリー王子がエリザベス女王に相談せずに娘にリリベットと名付けたといううわさをめぐり、ふたりはBBCを訴えるとしている。 (メルボルン、2018年10月18日) photo : Abaca

娘の名前は、エリザベス女王へのオマージュとしてつけられたもの。ハリー王子とメーガン夫人は、6月6日、第2子の名前を女王の愛称である「リリベット」にしたことを発表した。

唯一の問題は、BBC王室担当編集委員であるジョニー・ダイモンドが、彼らが英国女王にその意図を伝えていない、と非難したことだ。ダイモンドはBBCラジオ4の番組「Today」で、「王室の有力な情報筋」の話として、サセックス公爵夫妻はエリザベス女王の許可を得ていなかった、と語った。この匿名の情報筋は「断固とした態度」だったという。

さらに、バッキンガム宮殿に近い関係者がザ・サン紙に語ったところによると、ハリー王子は女王の許可を「求めたことはない」という。彼の発言が、イギリスの王室筋を “刺激 ”したようだ。「公式発表の前に電話があったが、その質問はなかった。娘の誕生を簡単に女王に伝えただけだった」と関係者は語っている。

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法的措置のおそれ

夫妻の広報担当者は、「女王の許可なしにこの名前を選ぶことはなかった」と反論。「サセックス公爵は公式発表の前に(イギリスの)家族と話をしました。祖母のエリザベス女王は、王子が最初に電話した相手です。その際、『娘の名前をリリベットにしたい』という希望を伝えた。もし女王の理解が得られていなければ、彼らがこの名前を使うことはなかったでしょう」

6月7日には、王室特派員のケイティ・ニコルが米版バニティ・フェアのコラムで、ハリー王子が、祖母である女王に許可を求めたと友人たちに打ち明けた、と報じている。伝記『Harry and Meghan, Libres』の著者オミッド・スコビーも同じ意見だ。

ジョニー・ダイモンドの疑惑に激怒したハリー王子は、現在、BBCに法的措置を警告していると、6月9日、デイリー・メール紙が報じた。サセックス公爵夫妻の代理を務める法律事務所シリングスがイギリスのテレビ局に書面を送り、その中で夫妻は告発を「虚偽で中傷的」としているという。

ハリー王子は、1995年のダイアナ妃へのインタビューでの不正が発覚した後、BBCを公然と攻撃していた。インタビューを得るために、ジャーナリストのマーティン・バシールが行った行動や操作を非難していた。「私たちの母はこのような方法で命を落としたのに、何も変わらない」と語っている。

text : Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)

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