篠原ともえの革アクセサリーがNY ADC賞メリット賞受賞!
Culture 2021.07.08
「フィガロジャポン」の連載「石井ゆかりの星占い」イラストレーションや、madameFIGARO.jpでの自身の連載「TOMOE SHINOHARA MAKING」をはじめ、クリエイターとしてさまざまな作品制作や発信を続ける篠原ともえ。昨年、フィガロがコンテンツ制作を手がける一般社団法人 日本タンナーズ協会のウェブサイト「革きゅん」に出演。日本のタンナーや革職人と出会い、インスパイアされて手がけた革のアクセサリーが、国際的な広告賞、ニューヨークADC賞「The ADC Annual Awards」にて、ファッションカテゴリーにおけるトラディショナル・アクセサリー、イノベーションの2部門でメリット賞を受賞した。
この作品は、日本産の天然皮革の優れた品質と高い技術を広く伝えるとともに、金属アレルギーの人も安心して着けられるようにとの思いを込めて篠原がデザインを手がけたもの。素肌に纏った革の質感や見せ方も熟慮して、主宰するクリエイティブスタジオ「STUDEO」のチームとともに、モデル選びや撮影ディレクションも自ら行った。
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撮影現場にて、丁寧に作品の調整を行う様子。
今年100周年を迎えた歴史ある広告賞「ニューヨークADC賞」は、世界中から集められたスペシャリストを擁するNYアート・ディレクターズ・クラブの審査員から選出される。この映えある賞で2部門に同時ノミネートは快挙といえるだろう。そして彼女はさらなる高みを目指して、いま革素材を使った新たなクリエイションも構想中という。
クリエイターとして、タンナーや職人の言葉に耳を傾け、リスペクトを込めて制作してきた篠原ともえが今度はどのような作品を見せてくれるのか、いまから楽しみだ。
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今回の制作にあたり、作品に使用した植物タンニン鞣しの革をつくる栃木レザーにも足を運んだ。
https://www.oneclub.org/awards/adcawards/-archive/awards/2021/75/all/select
カテゴリー: Traditional / Accessories・Innovation
“LEATHER-MADE JEWELRY”
広告主: 日本タンナーズ協会
Traditional / Accessories:
https://www.oneclub.org/awards/adcawards/-award/40474/leather-made-jewelry
Innovation:
https://www.oneclub.org/awards/adcawards/-award/40471/leather-made-jewelry