パリにやってきたメッシを支える、幼なじみの妻の素顔。

Culture 2021.08.16

メッシがフランスのサッカークラブ「パリ・サンジェルマン(PSG)」に移籍。このニュースは瞬く間に広まった。妻のアントネラ・ロクソと3人の子供を伴い、メッシはパリに移ってきたばかりだ。

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リオネル・メッシと妻のアントネラ・ロクソは、3人の息子を連れてバルセロナからパリへ。photo: Getty Images

「歴史的な移籍」とサッカー界は評する。メッシが長年在籍していた愛するバルサから、フランスの強豪、PSG入りしたことだ。当然のことながら、バロンドール最多(6回)受賞者のメッシは単身でフランスに引っ越してくるのではなく、家族を伴っている。

>>【画像】フランスのサッカー選手が愛する、妻と子どもたち。

アントネラ・ロクソ(33歳)がすべてと別れて夫についていくのは、これが初めてではない。ふたりは幼馴染で、知り合ったのはメッシが9歳、彼女が8歳の頃だ。ふたりはアルゼンチン東部のロサリオという町で育つ中で知り合い、メッシが13歳でバルセロナに移住した後は文通を続け、2009年に関係を公表した。1年後の2010年にアントネラはメッシのいるスペインへ移住する。FCバルセロナで活躍するメッシはアントネラと2017年6月30日、二人が出会った故郷のロサリオで結婚した。

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彼のためにすべてを捨てた

メッシのサッカー選手としてのキャリアが前途洋々であるのに対し、アントネラのキャリアプランは完全に狂ってしまった。アルゼンチンを離れた時、モデルとして活躍することも、ロサリオ大学での栄養学の勉強も諦めてしまったからだ。3人の子どもたち(9歳のチアゴ、5歳のマテオ、3歳のシルコ)を育てる一方、一時期、バルセロナの中心部で靴ショップを経営していたこともあるが、うまく行かず、2年ほどで店をたたんでしまった。

もっとも、そんな失敗など一家が快適に暮らすのに影響はない。フォーブス誌によると、メッシの個人資産は10億ドルを超えており、ネイマールに次いで世界で最も稼ぐスポーツ選手のひとりに挙げられている。PSGでの年俸は3500万ユーロと言われている。

アントネラはサッカー選手の妻のなかでもSNSのフォロワーが最も多いひとりで、インスタグラムのフォロワーは1600万人以上いる。プライベートを巧みに守りつつ、子どもの写真や友人とのパーティー、家族での休暇ビデオなどを小出しに公開している。今回、メッシとパリに向かうプライベートジェットでの写真をストーリーで公開、さらに到着後、PSGのホームスタジアム、パルク・デ・プランスの芝生の上での家族集合写真もアップされた。パリへようこそ!

text: Mathilde Seifert(madame.lefigaro.fr)

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