エリザベス女王のささやかな楽しみにドクターストップ。
Culture 2021.10.16
お気に入りのマティーニを毎日飲むのをやめるようにと医師団が英国君主に助言した、と10月14日のヴァニティ・フェアが報じた。
ウェールズ議会の開会式に出席したエリザベス女王。(2021年10月14日) photo : 代表撮影/ロイター/アフロ
「ノー・モア・マティーニ」。US「ヴァニティ・フェア」にこんな見出しが躍った。エリザベス女王がお気に入りのこのカクテルを飲むのをやめるよう、医師からアドバイスを受けたとアメリカの雑誌が報じた。
95歳の英国君主は健康だが、医師は特別な時以外は飲酒を控えるよう勧めているという。目的は? 最近、ウェストミンスター寺院でのミサに杖をついて出席した英国女王が、この秋予定されている複数の行事に向け、健康を保てるように。しかし、このアドバイスは一部の人には、女王には不釣り合いなもののように映ったようだ。「人生のこの段階で、数少ないささやかな楽しみを諦めなければならないのは、少し不公平な感じがする」と匿名の関係者がヴァニティ・フェア・USに語っている。
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70年間の統治
チャールズ皇太子の母親は今後、水やノンアルコール飲料を飲まなければならない。「医師は彼女ができるだけ健康でいることを望んでいるので、彼女の食事からはすべてのアルコールが排除されています」と匿名の関係者は続けた。そのため、エリザベス女王は、(2016年に亡くなったいとこのマーガレット・ローズによると)寝る前にグラス1杯のシャンパンを飲む習慣や、ディナーのたびに楽しんでいた1杯のドイツワインをあきらめることになる。お気に入りのアペリティフのデュボネも、だ。
エリザベス女王の在位70年を記念して来年6月に予定されているプラチナ・ジュビリーに、女王は最高の状態で臨まなければならない。この期間英国では、4日間の連休、トゥルーピング・カラーのパレードのほか、5000人のアーティストによるショーや女王の英国各地の公式訪問ツアー、バッキンガム宮殿でのコンサート「プラチナム・パーティー」など、王道のプログラムが予定されている。
text : Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)