休養中のエリザベス女王、 元気にドライブ楽しむ。
Culture 2021.11.03
姿を表す機会がまれになり、その健康状態が危惧されるエリザベス女王。そんななか、11月1日、ウィンザー城の領地内で、愛車のグリーンのジャガーを運転する女王の姿が見受けられた。
バークシャーのウィンザー城の庭園で愛車のジャガーのハンドルを握るエリザベス女王。(ウィンザー、2021年11月1日)photo : Abaca
英国君主に処方されたのは、2週間の休息。10月30日にバッキンガム宮殿が公式発表した。10月20日から21日にかけての夜、ロンドンのエドワード7世王病院に入院したばかりの出来事で、この発表には心配の声があがった。
だが女王陛下は、ちょっとした外出を楽しんだようだ。11月1日、エリザベス女王がグリーンのジャガーのハンドルを握る姿が目撃されたのだ。サングラスをかけ、頭をスカーフで覆った姿を写した写真はエレガントで元気そう。95歳のクイーンは一人で車に乗り、医師団の勧めで休息しているウィンザー城でドライブを楽しんだ。
ウィンザー城の庭園でハンドルを握る陛下の姿が目撃された。(ウィンザー、2021年11月1日)photo : Abaca
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休息中でも行動派
この休息期間は、10月19日にボリス・ジョンソン首相やアメリカの実業家ビル・ゲイツらが参加してウィンザー城で行われたレセプションの後に課せられたもの。このレセプションの後、女王が姿を現したのは、10月28日。デヴィッド・コンスタンティンにクイーンズ・ゴールドメダル・オブ・ポエジーの授与したセレモニーの時だった。賞の授与はバッキンガム宮殿からリモート中継で行われ、そこでは、スクリーンを通して詩人と会話する女王の姿が見られた。
10月31日から11月12日までスコットランドのグラスゴーで行われる本国開催のCOP26には欠席することになったが、クイーンはメッセージをシェアすることを強く希望した。この会議に出席した各国指導者たちに語りかけるビデオは、11月1日、王室のインスタグラムの公式アカウントに投稿された。「この会議が、誰もが時の政治を超えて、真の政治的センスを発揮する数少ない機会になることを願っています」
text : Alice Mascher (madame.lefigaro.fr)