アリアナ・グランデ、映画版『ウィキッド』で念願の南の魔女役に。
Culture 2021.11.09
『オズの魔法使い』のサイドストーリーとして知られる、ミュージカル作品『ウィキッド』がついに映画化される。
西の魔女エルファバと、南の魔女グリンダの知られざる友情を描く『ウィキッド』は、2003年の初演以来、世界各国でロングラン上演になる人気作品である。映画化の企画は2004年に始動したものの、その後は進展する様子もなく、実質的に頓挫したものと思われていた。しかし今年に入ってから、監督がジョン・M・チョウに決定したと報じられ、プロジェクトが再始動したことが明らかに。
そして今月になってメインキャストが正式発表。主役のひとりであるグリンダ役には、兼ねてからこの役を熱望していたアリアナ・グランデが抜擢された。エルファバ役には、トニー賞受賞歴のあるシンシア・エリヴォが演じる。
ミュージカル好きを公言しているアリアナは『ウィキッド』の大ファンで、初演時にグリンダを演じたクリスティン・チェノウェスの楽屋を訪ねたことも。さらに2011年にもグリンダを演じたいとツイートで明言していただけに、今回のキャスティングは、アリアナにとって夢の実現になるだろう。
Loved seeing Wicked again... amazing production! Made me realize again how badly I want 2 play Glinda at some point in my life! #DreamRole
— Ariana Grande (@ArianaGrande) December 2, 2011
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主役の座を掴んだアリアナとシンシアは、米現地時間4日夜、それぞれのInstagramでこのニュースを報告し、喜びを溢れさせているが、共演を待ち望むメッセージを添えた花を互いに贈り合ったようだ。
ふたりには、舞台版「ウィキッド」のオリジナルキャストであるイディナ・メンゼルとクリスティン・チェノウェスからも祝福のメッセージが寄せられている。
Congrats to two amazing women. May it change your lives for the better forever and ever as it has for us. So much love. https://t.co/2avPFA9OBk
— Idina Menzel (@idinamenzel) November 5, 2021
I’m not sure if I’ve ever been this proud. From the very first day I met you, you were destined for this role. Congratulations @ArianaGrande! The best Glinda you will be with Cynthia by your side. I love you!!@WICKED_Musical #wicked pic.twitter.com/yUnboWPcVW
— Kristin Chenoweth (@KChenoweth) November 5, 2021
アリアナにとっては久々の女優復帰となる本作だが、今後のキャリアのターニングポイントになるビッグプロジェクトになりそうだ。
photography: REX/AFLO, text: Eriko Kiryuin