満を持して、トム・デイリー選手の編み物キットが発売に!

Culture 2021.12.01

文/坂本みゆき(在イギリスライター)

この夏、水泳の男子シンクロナイズドダイビングの選手として東京オリンピックに出場し、競技の待ち時間中などに編み物をする姿を披露しただけでなく、獲得した金メダル用のポーチやオリンピックの五輪をあしらったカーディガンを編み上げて大きな話題をさらったトム・デイリー選手。そんな彼が、このたび編み物キットのブランド「メイド・ウィズ・ラブ・バイ・トム・デイリー」をスタートした。
 

スカーフ70ポンド〜、ベスト70ポンド〜、セーター95ポンド〜、ニットキャップ35ポンド。すべて公式サイト「メイド・ウィズ・ラブ・バイ・トム・デイリー」で販売中。

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「この2年間、編み物は私の心の支えとなっていました。練習や試合の最中のマインドフルネスを助け、移動や昨年のロックダウンの手持ち無沙汰な時にはその時間の長さを忘れさせてくれました。どこに行くときも道具を持参し、編み終わるたびに達成する喜びを感じています。まだ編み物をしたことがない人たちがチャレンジして、作るだけではなく実際に身につける楽しさを味わってくれればとてもうれしいです」とトム。

初心者でも楽しく基本を学べるというだけでなく、彼同様に「編み物に恋してしまう」ことを念頭においてデザインをしたという。確かに、ユーモラスなフラミンゴを編み込んだセーターやマルチカラーのスカーフは、編んでいる最中からワクワクしてしまいそう。そのほかに簡単に編める帽子やベスト、季節柄クリスマスツリーのセーターなども。

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さまざまな編み方を使うため、初心者がスキルを覚えるためにもってこいの一作とか。パッチワークのブランケットは145ポンド〜。 

編み棒とパターンとともにキットに収められたオリジナルの毛糸は、イギリスのヨークシャー産のメリノウールを使用。トムが日頃よく使用している極太サイズで、ざくざく編めて柔らかく温かみある風合いが特徴だ。鮮やかな色それぞれには「トーキョー・ブルー」、「ロビー・レッド」(ロビーはトムの息子の名)、「ジャンプ・ピンク」、「シルバーメダル」など、オリンピックやトムにまつわる名前がついているのも楽しい。

今年は冬の長い夜を編み物して過ごしてはいかが?

坂本みゆき MIYUKI SAKAMOTO

東京生まれ。95年に渡英後、ブライトン大学院にてファッション史を学びながらファッション業界紙やファッション誌への寄稿を始める。現在は男性誌、女性誌、専門誌など多方面に渡ってイギリスに関する記事を執筆。好きな分野は英国文化と生活、アート、音楽、食べ物&飲み物。サセックス州在住。ティーンエイジャーの母。madame FIGARO.jpで「England's Dreaming」を連載中。

text: Miyuki Sakamoto

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