ブルック・シールズ、15歳の時のセクシーな広告を振り返る。
Culture 2021.12.08
1980年の15歳当時、カルバン・クラインのミューズとなったブルック・シールズがバーバラ・ウォルターズから受けたひどいインタビューの思い出を語った。それは当時多くの論議を呼んだジーンズの広告キャンペーンの直後に行われたものだった。
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1980年、15歳だったブルック・シールズは、カルバン・クラインのミューズとなり、同ブランドのジーンズの広告キャンペーンに登場した。そのキャンペーンのキャッチフレーズは、「私とカルバンの間に何があるか知りたい?何もないわ」というものだった。この広告は性的すぎると判断され、広告に対する激しい批判やメディアからの圧力に若い女優はさらされた。週刊ポッドキャスト「アームチェア・エキスパート」に登場したブルック・シールズは当時どのようにメディアや世間から性的側面を過剰なまでに強調されたかを語った。
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ポッドキャストでインタビュアーを務めるジャーナリストのダックス・シェパードは、10代だったブルック・シールズがバーバラ・ウォルターズから受けた「ありえないほどひどい」インタビューの話に水を向けた。1980年代のスタージャーナリストが、女優の性生活について立て続けにぶしつけであからさまな質問を行ったというものだ。「犯罪まがいの行為よ。ジャーナリズムなんてものじゃない」と今日、ブルック・シールズは言う。
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「姉妹の絆」
今年の10月には『VOGUE』のビデオインタビューでブルック・シールズは当時のメディアがいかに騒ぎ立てたかを振り返り、「バカバカしい」と切って捨てた。「世間知らずだったし気に留めていなかった。それが下着を連想させるとか、性的な性格のものだとも思わなかった。姉妹の絆の間に誰も立ち入れないと言うのと同じ感覚だったのよ」とブルック・シールズは振り返る。
激しい批判や論議をよそ目にこの広告キャンペーンは大成功を収め、カルバン・クラインは一躍有名になった。「下着がジーンズを超えたと思う。そして何をどう売ればいいのかをみんな理解した。そこには否定しようのない魅力がありそれが最大限に活用された。あの人たちは自分たちのしていることを正確に把握していたし、それがその後何十年もの間、基調となったと思う」
text: Léonie Dutriévoz (madme.lefigaro.fr)