作品集も豪華! 清川あさみ活動20周年の最新アートワークを銀座で。
Culture 2021.12.20
今年アーティスト活動20周年を迎え、ルーツである淡路島での個展を開催した清川あさみが、そのメモリアルな年を締めくくるにふさわしい企画展『TOKYO MONSTER,reloaded』を銀座 蔦屋書店で12月25日(土)まで開催中だ。
清川の代表作のひとつ、1990年代のストリートファッション誌のスナップをモチーフに、若者のコンプレックスや虚栄心の現れをモンスターにたとえ2014年に発表された作品シリーズ『TOKYO MONSTER』。今回の企画展はそのシリーズの新作展示が目玉。
清川あさみ。1979年兵庫県淡路島生まれ。読者モデルからアーティストへ。いまや広告から空間デザインまでアートディレクターとしても活躍するほか、絵本作家としての顔ももつ。インスタグラム: @asami_kiyokawa
「2020年には世界全体がコロナ禍に陥り、社会情勢や⼈々の価値観が⼤きく変化した。⽬に⾒えない不安を抱える⼈々が ファッションの⼒を借り、新しい⾃分を⼿に⼊れようとする様⼦を、それぞれが持つ⼈⽣のストーリーを想像しながら作品化したい」と清川。『TOKYO MONSTER(2020-)』は、2020年以降の誌⾯やSNSからピックアップしたストリートスナップや撮影した写真を元に、清川らしい刺繍と視覚的効果を施し、いまの東京カルチャーを鮮烈に伝える。
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注目は、個展に合わせて販売されている完全予約受注生産の作品集『TOKYO MONSTER,reloaded』だ。『TOKYO MONSTER(2020-)』を中心に、淡路島の個展で今年発表された大作『あめつちのうた』など5作品を収録した作品集で、3種いずれかのセットでのみ限定販売。
ひとつは京都・西陣の細尾との共作アートテキスタイル付き、もうひとつは『TOKYO MONSTER(2020-)』の版画付き、そしてスタイリスト熊谷隆志が手がけているWIND AND SEA(ウィンダンシー)とのコラボロングTシャツ付きというスペシャルなラインナップとなっている。
『TOKYO MONSTER,reloaded』(清川あさみ著、カルチュア・コンビニエンス・クラブ刊)は作品集単体での販売はなし。3種いずれかのセットでの販売。予約は特設ページにて。
西陣織作品セットは作品違いで4種あり、それぞれ1点もの。『Mrs.danger』(直筆サイン入り、額装サイズ625×487mm)¥110,000
版画作品セットは全2種。『Who am I?』(直筆サイン入り、額装サイズ625×487mm)¥110,000
コラボロングTシャツセットの白(S)¥21,780。黒(XLサイズ)と2種類での展開。
銀座 蔦屋書店が入るGINZA SIXのエントランスには「いのちと光の柱」をテーマにした清川のデジタルアート、そして淡路島で発表された日本の神話をモチーフにした大作『あめつちのうた』も限定公開中。また、吹き抜けに展示されている夫・名和晃平のインスタレーションのビジュアルイメージに刺繍を施した作品が4階に、さらに館内のツリーのオーナメントやエスカレーター装飾までGINZA SIX館内も清川一色だ。クリスマスまでの企画展、久しぶりに銀座へ出かけてみては?
期間:開催中~2021年12月25日(土)まで
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
営)11:00~20:00
無休
https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/23333-1605361110.html