「私は2つに引き裂かれている」 ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウクライナ侵攻に悲痛な訴え。

Culture 2022.02.28

ウクライナの首都キエフで生まれた女優ミラ・ジョヴォヴィッチが、母国で起きている「惨劇」を糾弾し、家族や友人をとても心配していると述べた。

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「国民はいつも血と涙の代償を払っている」と、ミラ・ジョヴォヴィッチは付け加えた。 photo: Abaca

ミラ・ジョヴォヴィッチが声をあげた。ウクライナ出身の彼女は、自国がいま経験している混乱をアメリカから眺めるしかない。プーチン大統領率いるロシア軍は、2月24日、ウクライナに対する軍事侵攻に踏み切り、国際社会から非難をている。

「私の生まれ故郷ウクライナで今週起きている出来事に心を痛め、呆然としています」。2月26日、ミラは自身のインスタグラムに、嘆願書のような形式で書かれたメッセージを投稿。ウクライナに住む家族のことを心配していると述べた。「私の国とその国民が空爆を受けている。友人や家族は身を隠しています」と続けた。

 

 

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「私は2つに引き裂かれている」

「私のルーツは、ロシアとウクライナの両方にあります。国が破壊され、家族が離ればなれになり、彼らのすべての人生が炭化した破片となってあたりに転がっているという恐ろしい光景を見て、私は2つに引き裂かれています」とミラ・ジョヴォヴィッチは説明した。

さらに、「父の祖国である旧ユーゴスラビアでの戦争、家族が体験したトラウマや恐怖を思い出します」と続けた。「戦争、 いつも戦争。平和をもたらすことができない指導者たち。帝国主義という果てしない巨大な力。そしていつも、国民は血と涙の代償を払うのです」

2月24日にSNSに投稿された演説動画の中で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、このロシア侵攻の「第1の標的」は自分であり、標的には彼の妻や子どもも含まれていると語った。その数日後の夜、ゼレンスキー大統領はキエフの市街地から、首相も含む政府幹部たちとともに動画を投稿、「私たちは全員、独立を国を守るためにここにいる。ここは我々の国。これからも」と強調した。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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