ジジ・ハディッド、ショーの報酬をウクライナとパレスチナに全額寄付!
Culture 2022.03.09
人気モデルのジジ・ハディッドが、現地時間6日、ファッションウィークで稼いだ全報酬を、戦争が続くウクライナとパレスチナの人々を救済するために寄付することを自身のInstagramで表明した。
パレスチナ人の父親を持つジジは、いまだにイスラエルとの間で争いが続いているパレスチナと、ロシアによる侵攻が行われているウクライナの人々のために立ち上がることを決断。これまでのファッションウィークで撮影した画像や動画をシェアしつつ、戦争が起こっている最中でもショーに出なければならないもどかしい心情を吐露した。
「ファッションウィークのスケジュールは決まっているため、私と同僚たちは胸が張り裂けそうになったり、トラウマになってしまいそうなこの歴史的な瞬間でも、新たなファッションショーに出演せざるを得なかったりします。ほとんどの仕事について、自分たちではコントロールできないけれど、何かのために "歩く"ことはしたいと思っています」
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2月末、アルゼンチン人モデルのミカ・アルガナラズがモデル仲間にウクライナ支援を呼びかけたことを皮切りに、支援の輪は広がっており、ジジも影響を受けたようだ。
「友人の@micarganarazに倣って、私は今季のショーで得た報酬をウクライナでの戦争で苦しむ人々を支援するために寄付することを誓います。またパレスチナで同じような経験をしている人々を引き続き支援します。私たちの目と心は、あらゆる人間の不正に対して開かれていなければなりません。私たち全員が、政治、人種、宗教を超えて、互いを兄弟姉妹として見ることができますように。結局のところ、戦争の代償を払うのは、指導者たちではなく、罪のない人々なのです。ウクライナに手を出さないで。パレスチナに手を出さないで。平和を」
トップモデルのジジはここ数週間、ニューヨーク、ミラノ、パリのファッションウィークで開催されたファッションショーに立て続けに参加しており、多額の寄付が行われると予想されている。また、妹のベラ・ハディッドも姉と同様に先日、今季のファッションウィークで得た報酬を寄付することを発表。他のモデル仲間も、カイア・ガーバー他、多くのモデルがウクライナのために寄付することを表明している。
photography: AP/AFLO, text: Eriko Kiryuin