キャサリン妃とウィリアム王子、カリブ海周辺諸国を訪問！一部では抗議活動も......。

Culture 2022.03.22

キャサリン妃とウィリアム王子は2022年3月19日、カリブ海に面した英連邦王国のひとつ、ベリーズに到着した。ここを皮切りに周辺諸国を歴訪する予定だ。

カリブ海諸国を公式訪問中のウィリアム王子とキャサリン妃がベリーズに到着。(ホプキンズ、2022年3月20日) photography: Getty Images

カリブ海諸国視察初日の2022年3月19日、キャサリン妃とウィリアム王子はスタイリッシュなブルーコーデでベリーズに到着した。この公式訪問は、エリザベス女王のプラチナジュビリー（在位70年）の一環として企画されたものだ。

ケンブリッジ公爵夫妻は1週間の日程でベリーズ、ジャマイカ、バハマを回る。その目的は「マヤの史跡を訪れ、（中米カリブ海沿岸地域に居住するアフリカ系民族）ガリフナの人々の豊かな文化に触れ、この地域の生物多様性を探ること」との公式発表があった。

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踊りの輪の中へ

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ベリーズシティの空港に到着したキャサリン妃は深いブルーのスーツ、ウィリアム王子はライトグレーのスーツで、早くも出迎えの人々の目を釘付けにした。祝砲21発とベリーズ総督のフロイラ・ツァラムに迎えられ、サングラスを携えた夫妻はにこやかに降り立つとジョニー・ブリセーニョ首相との会談に向かった。

翌日はマヤ山脈にあるカカオ農園を訪れた。この日のキャサリン妃はトリー・バーチの花柄のブルーのドレス、ウィリアム王子はブルーのシャツにパンツスタイルだった。現地ではガリフナの人々と一緒に踊り、時折二人で視線を交わしては爆笑するなど仲良しぶりを見せつけた。

The dancing Duchess of Hopkins pic.twitter.com/7i9mPt5fJ6
— Richard Palmer (@RoyalReporter) March 20, 2022

農園ではカカオを抽出してチョコレートを作る工程を見学した。「うちの子どもたちはとても羨ましがるでしょうね」とキャサリン妃。その後二人はベリーズの海辺の村で文化的中心地であるホプキンズを訪問し、終始リラックスした雰囲気と笑顔で人々を魅了した。

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訪問中止となったところも

しかしながら当初予定されていた初日の訪問先のうち、1カ所がキャンセルとなっていた。もともとはインディアン・クリークにある別な農場を訪問する予定だったのだが、同地区の住民が抗議活動を起こしたからだ。

ウィリアム王子が後援する「ファウナ＆フローラ・インターナショナル」協会と同地区の住民は対立関係にある。住民は反植民地主義を掲げ、夫妻のヘリコプター発着に地域のサッカー場を使用することにも反対した。この一件があってもウィリアム王子夫妻のカリブ海での「魅惑作戦」に影響はなく、二人の訪問をテレグラフ紙は「魅力を武器に」と評した。

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