ウクライナの防空壕に感動を呼んだ少女、避難先のポーランドで大舞台に。

Culture 2022.03.24

ウクライナの防空壕で「レット・イット・ゴー 〜ありのままで〜」を歌った少女が、今度は数千人の前でパフォーマンスを披露。ウクライナの少女アメリアが、ポーランドのコンサートで、ウクライナ国歌を歌った。

 

 

ポーランド・ウッチのスタジアムのステージで、歌手のチーナ・カーロリと共演したアメリア・アニソビッチ。 Instagram/@ewa_drzyzga

3月20日、ウクライナの少女アメリア・アニソビッチが、数千人の聴衆を感動させた。キエフの防空壕で『アナと雪の女王』(2013年)のヒット曲「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」を歌った少女は、無事、ポーランドに避難した。7歳のアメリアは、ワルシャワ西部の都市ウッチにあるスタジアムで行われたチャリティーコンサートでステージに立ち、ウクライナ国歌を歌った。

 

 

アメリアは、ウクライナの民族衣装を思わせる花柄の刺しゅうが施された白いドレス姿。パフォーマンスが終了すると、スタジアムでは観客から拍手がわき起こり、彼女の後ろのスクリーンにはウクライナのいくつもの都市の名が映し出された。

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「ずっと歌うことが夢だった」

3月3日、アメリア・アニソビッチは、「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」を歌い、その動画が世界を感動させた。家族とともに避難していた防空壕で、ロシアによるウクライナ侵攻の真っ只中、ひとときの優しさを送り届けた。

彼女の母親の友人がその様子を録画し、ツイッターに投稿。その動画は世界中で視聴され、ことに、原曲を歌ったイディナ・メンゼルや、作曲したクリステン・アンダーソン=ロペスもリツイート。その後、幼いアメリアと家族はポーランドに避難した。アメリアはBBCはじめとするメディアにインタビューを受け、「毎日、朝、午後、そして夜、歌の練習をしています。歌うことはずっと私の夢だったの」と語っている。その夢が実現した。

text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr)

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