ビヨンセと夫ジェイ・Zが主催するアカデミー賞恒例のアフターパーティ、ボイコットが続出!?

Culture 2022.03.26

スターカップルが主催するオスカー授賞式後の恒例のゴールド・パーティ。今年は、セレブの一部と従業員組合によるボイコットの対象になっている。

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ロックネイション・プレグラミー・ブランチでのビヨンセとジェイ・Z。(ロサンゼルス、2020年1月25日)photo: Kevin Mazur/Getty Images for Roc Nation

3月27日日曜日に行われるオスカーの受賞セレモニーの後、ジェイ・Zはゴールド・パーティと名づけた恒例のパーティを主催する。だが今年、マーモント城で行われるはずのこのパーティがボイコットの対象になっている。実は、従業員組合が起こした運動により、マーモント城での受け入れがたい労働条件が白日の下に晒されたのだ。従業員たちは、数ヶ月にわたって、人種差別、性差別とハラスメントの犠牲になってきたと告発している。ハリウッド最大の労働組合と、映画監督のスパイク・リー、女優のアシュリー・ニコール・ブラックやロビン・シーディらの映画人もこのボイコットを支援している。

ジェイ・Zは、自分が始めた伝統を継続したい意向のようだ。2年前のオスカー授賞式後、スター御用達のマーモント城の駐車場でパーティを主催したジェイ・Z。パーティがなんでもありの場所であることは、リアーナ、リーズ・ウィザースプーン、カニエ・ウェスト、キム・カーダシアン、そしてトラヴィス・スコットらも異存のないところだろう。ゴールデン・パーティは、スマホ禁止。その様子は記憶の中だけに刻み込まれる。

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ストライキのピケ

従業員組合は、パーティの入り口にストライキのピケを張ることを呼びかけている。「ジェイ・Zがパーティ会場にマーモント城を選んだのはショック」と組合の共同プレジデント、カート・ピーターセンは表明し、こう続けた。「彼は、従業員、とりわけ黒人女性従業員が尊重され、尊厳を持って働くことのできる場所にパーティ会場を変更するべきです」

とはいえ、2021年、このホテルの元黒人従業員女性のトマシーナ・グロスは、「ハリウッド・リポーター」にこう説明している。「私はビヨンセとジェイ・Zの大ファンで、毎年、ふたりのゴールデン・パーティで働くことをとても光栄に思い、楽しみにしていました。もしジェイ・Zが、マーモット城がどんな風に従業員を扱っているかを知っていたら、それをないがしろにせず、そこでパーティを行うのをやめるだろうとしか思えません」

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志あるカップル

ビヨンセとジェイ・Zは、社会活動に熱心なカップルとして知られている。ビヨンセはエンパワーメントの国家的象徴として、オスカー受賞セレモニーのオープニングでは、ロサンゼルス郊外の庶民的な町であるコンプトンのテニスコートから「ビー・アライヴ」を歌うことになっている。

2016年の大統領選挙キャンペーンでは、夫のジェイ・Zとともに、ヒラリー・クリントン陣営で活動。コンサート、スピーチ、SNSへの投稿で、二人は民主主義への支援を明らかにした。その4年後、ビヨンセは、YOUTUBEのオンラインイベント「Dear Class of 2020」にも登場し、ブラック・ライヴズ・マター運動を支援している。

text: Lucie Lanzon(madme.lefigaro.fr)

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