鎌倉日仏協会の文学サロンで、村上香住子が語らう。

Culture 2022.03.29

長年『フィガロジャポン』のパリ特派員として活躍し、現在は鎌倉を拠点に作家・エッセイスト・翻訳家として活動中の村上香住子が、鎌倉日仏協会でサロン・リテレール(文学サロン)を開設。第1回目となる4月23日は、『ブルータス』前編集長の西田善太を迎え、「雑誌と巴里と鎌倉と」をテーマに対談を開催。

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村上香住子(むらかみ・かすみこ):作家・エッセイスト・翻訳家。1974年よりフランス文学の翻訳を始める。20年間パリに滞在。マガジンハウス社の雑誌のパリに関する記事に携わった後、『フィガロジャポン』の特派員として活躍。2005年に帰国し、現在は鎌倉に猫のピカビアと暮らす。

「文学」といっても、このサロンはもっと自由でラフな感じで、書籍や雑誌づくりに携わるゲストを招いて、ただ雑談をするような気楽なスタイルをとる予定。4月のゲストの西田善太は、取材のために初めて村上をパリに派遣したマガジンハウス出身で、昔からよく知っている仲であるのが縁。「コロナ禍で考える時間が多くなり、もっと精神性やスローライフのことと向き合うことが大事になってきているのでは…、そんなところからスタートしました。文学サロンと聞くとなんだか19世紀のプルーストのサロンみたいですけど、出会った人たちと気軽にトークを、と思っています。この次は故・井上ひさし夫人で、現在は鎌倉にイタリア料理の教室を開いている井上ユリさんに著書『姉・米原万里』についてお話を聞きたいと思っています。16年前に亡くなった作家でエッセイスト”姉・米原万里”を、子どもの頃に住んでいたプラハの黒パンを通して思い出したり、食を通して記憶を呼び覚ますという魅力的な1冊です。そして2月に『乙女オバさん』を出版した女優の南果歩さんも来てくれるそうです」と村上は語る。

気候の良い、鎌倉散策にも最適な時季に、楽しい話を聞きに行くような感覚で、ぜひ出かけてみては?

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『パリ・スタイル 大人のパリガイド』村上香住子・著、在本彌生・撮影、アンドレ・サライヴァ・表紙イラスト  リトル・モア刊 ¥2,200 Photo : YOSUKE YAJIMA

サロン・リテレール(文学サロン)「雑誌と巴里と鎌倉と」

日時:4/23(土)15:00〜17:00
会場:鎌倉婦子供会館
神奈川県鎌倉市小町1-11-5
tel : 0467-22-0567
参加費¥1,000
申し込み・問い合わせ先:mta_381@yahoo.co.jp
申し込みtel : 0467-44-5876(鎌倉日仏協会 山崎方)

text: Natsuko Kadokura

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