ウィル・スミス、平手打ちしたクリス・ロックに謝罪を表明。
Culture 2022.03.30
3月27日のアカデミー賞授賞式でウィル・スミスがコメディアンにみまった平手打ちは、観衆に不信感、支持、そして憤りを呼び起こした。その後、ウィルは自身のインスタグラムで謝罪を表明している。
『ドリームプラン』の演技でアカデミー賞主演男優賞を受賞したウィル・スミス。(ロサンゼルス、2022年3月27日) photography: Abaca
「まだまだ自分への課題が残っている」。クリス・ロックを平手打ちしたアカデミー賞授賞式の翌日、ウィル・スミスは自身のインスタグラムでこの行動を謝罪した。謝罪文は「どんな形であれ、暴力は有害であり、破壊的だ」と始まり、「昨夜のアカデミー賞での私の行動は、受け入れがたいものであり、許しがたいものだった」と続けた。
さらに、「自分に対するジョークなら仕事の一部だが、ジェイダの病状についてのジョークは私には耐え難いもので、感情的に反応してしまった」とも。「クリスには公の場で謝りたい。やり過ぎだったし、私が間違っていた」
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「暴力はいけないこと」
ウィル・スミスは、この行動は決して「自分の望む人間像」ではなかったとし、この行動を「恥じている」と語っている。「愛と優しさのある世界に暴力はあってはならない」とウィルは続けた。「アカデミー、番組のプロデューサー、ゲストの皆さん、そして世界中の視聴者の皆さんにお詫びをしたい」
また、ウィリアムズ一家と映画『ドリームプラン』(2021年)のスタッフにも謝罪の意を示した。「私の行動が、私たちの素晴らしい経験に傷をつけてしまったことを深く反省している」と締めくくった。
セレモニーでウィル・スミスは、ライナルド・マーカス・グリーン監督の長編映画『ドリームプラン』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。今日まで、平手打ちを受けたクリス・ロックは沈黙を守っている。アカデミーは3月28日、ウィル・スミスの行為を非難し、事件の調査を開始したことを発表した。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)