2022年グラミー賞授賞式、スターたちが纏ったまばゆいルック!
Culture 2022.04.05
ラインストーンにスパンコールでまばゆいばかりのレトロなファッションがグラミー賞授賞式のレッドカーペットを彩った。
【関連写真】2022年グラミー賞授賞式でのスターたちのルック。
2022年グラミー賞授賞式でヴェルサーチを着たデュア・リパ。(ラスベガス、4月3日) photography: Abaca
2022年4月3日、世界で最も権威ある音楽賞である第64回グラミー賞授賞式にラスベガスは沸いた。多くの歌手やセレブら音楽関係者が出席するグラミー賞は、ファッション的にアカデミー賞授賞式よりも大胆なスタイルで知られる。そしてどうやら今年のファッションは過去からのインスピレーションがキーワードだったようだ。
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デュア・リパは1992年にシンディ・クロフォードが着たヴェルサーチェのアイコニックなドレスを着用した。ドージャ・キャットは、コルセットから毛先まで2000年代ルックで固めた。ヘイリー・ビーバーはシンプルなチューブドレスで90年代のミニマリズムを表現した。授賞式ではミーガン・ジー・スタリオンとデュア・リパが同じドレスで登場、ドナテラ・ヴェルサーチェが芝居がかった仕草でそれぞれの衣装をアレンジして問題解決というひとコマがあったが、これも1998年のMTV ビデオ・ミュージック・アワードでのマライア・キャリーとホイットニー・ヒューストンによるカルトな舞台演出の再現だった。
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男性陣も華やかさでは負けておらず、ジャスティン・ビーバーのオーバーサイズスーツ、レニー・クラヴィッツのトップス、リル・ナズ・Xのバルマン・ルックなどが注目された。レッドカーペットで多くのフラッシュを浴びていたのは華やかなフリルドレスのクリッシー・テイゲンやアヴリル・ラヴィーン、スパンコールドレスのキャリー・アンダーウッドやティファニー・ハディッシュ、印象的なデコルテのサウィーティーやコートニー・カーダシアンだった。ビリー・アイリッシュは、シャツを逆さまに着たようなリック・オウエンスのブラックドレスで異彩を放っていたが、ラインストーンやスパンコールが氾濫する中でこの服装は逆に目立ち、効果満点だった。
text: Mitia Bernetel (madame.lefigaro.fr)