ウィリアム王子一家、エリザベス女王のそばにいるために転居を検討中?
Culture 2022.04.05
ウィリアム王子は一家でエリザベス女王の近くに引っ越すことを検討しているらしい。その理由は、アンドルー王子が女王に接近しすぎることを防止するためではないかとささやかれている。
イギリスのチャリティ団体の、BBCチルドレン・イン・ニードとコミックリリーフが協力したBBC募金特別番組『ザ・ビッグ・ナイト・イン』に出演し、医療従事者に拍手を送るウィリアム王子一家。 (ロンドン、2020年4月23日) photography: Comic Relief/BBC Children in Need/Comic Relief via Getty Images
現在39歳のウィリアム王子と40歳のキャサリン妃は、ジョージ王子(8歳)、シャーロット王女(6歳)、ルイ王子(3歳)の3人の子どもたちとともに今夏、エリザベス女王の近くに居を移すためにウィンザーへの引っ越しを検討しているようだ。ザ・サン紙に複数の情報筋が語った。ただし、ノーフォークの別宅、アンマーホールとロンドンのケンジントン宮殿を行き来する夫妻は、王室所有の別な邸宅に引っ越すよりも民間の住居を検討しているそうだ。
デイリー・メール紙によると、ウィリアム王子夫妻はウィンザーにある王室所有の物件をいくつか検討したが結局は選ばなかったという。候補に上がったのはアンドルー王子の住むロイヤル・ロッジや、エドワード8世の旧居であったフォート・ベルヴェデーレ、ハリー王子とメーガン夫人の最初の公邸であり、ウィリアム王子夫妻も週末に子どもたちを連れて遊びに行っていたフロッグモア・コテージ、ウィンザーのホームパーク内にあるアデレード・コテージなどだ。なお、アデレード・コテージには、「パリマッチ」誌によると現在、エリザベス女王のいとこの故マーガレット・ローズの息子、サイモン・ローズが住んでいる。
ウィリアム王子夫妻は学校の情報も収集しており、ウィンザーから約150km離れたアスコットにあるランブルック・スクールのほか、バッキンガムシャー、ウィンザー、サリーの学校を検討したと言われている。
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アンドルー王子に戦々恐々?
ウィリアム王子夫妻がエリザベス女王の近くに引っ越すことを検討するようになったのも、エプスタイン事件で失脚した女王の次男、ヨーク公アンドルー王子が女王にしきりに接近しているからだと言われる。ある情報筋はザ・サン紙に、「ウィンザーに引っ越す必要性が高まっているのは、アンドルー王子が母親と長い時間を過ごしているためだ。アンドルー王子は女王に近いことを利用して公の場への復帰を狙っている」と語った。
2022年3月29日、ウェストミンスター寺院でのフィリップ王配追悼式にエリザベス女王がアンドルー王子を同行させたことは、チャールズ皇太子やウィリアム王子をはじめとしたロイヤルファミリーを驚愕させた。ちなみにアンドルー王子はジェフリー・エプスタインのレイプや性的暴行事件との関わりが指摘されている。
ウィリアム王子とチャールズ皇太子が女王に働きかけた結果、ベアトリス王女(33歳)やユージェニー王女(32歳)の父親であるアンドルー王子は今年の一月、軍や後援団体の称号を一切剥奪されている。
text: Lucie Lanzon (madame.lefigaro.fr)