エマニュエル・マクロンとブリジット、24歳差カップルの15年間の結婚生活。
Culture 2022.04.13
2007年10月20日に結婚したエマニュエル・マクロン大統領とブリジット夫人は、今年、結婚15周年を迎える。一般市民からエリゼ宮の住人になるまで、ふたりの愛の始まりとは?
2022年4月10日に行われたフランス大統領選の第1回投票で、支持者に挨拶をする再選候補のマニュエル・マクロン大統領とブリジット夫人。(フランス)photography: Reuters / Christian Hartmann / Aflo
夫婦はともに、幾多の嵐を乗り越えてきた。2007年10月20日、エマニュエル・マクロンとブリジット・マクロンは、永遠の愛を誓った。しかし実際には、ふたりの付き合いはもっと長い。
1992年、エマニュエル・マクロンはわずか15歳の時に、フランス語とラテン語の教師であるブリジット・トロヌーに出会った。当時、アミアン市のラ・プロヴィデンス高校の生徒たちは、ブリジットを最初の夫の苗字である「マダム・オジエール」の名で呼んでいた。24歳の歳の差はあれど、高校生と教師との運命は結びつくこととなった。
文学教師のブリジットが運営する演劇ワークショップに参加した若きエマニュエルは、ジャン・タルデューの『言語の喜劇』の舞台で、彼女の目を釘付けにした。そしてふたりは、エドゥアルド・デ・フィリッポの別の戯曲の上演で協力し合うことになった。この数カ月に及ぶ協力関係が、その後幾多の波乱を経て、ル・トゥーケの市庁舎での結婚へとつながっていく。
そして、この出会いは、2017年5月14日にフランス共和国大統領に選出されたエマニュエル・マクロンの台頭に確実に貢献しているのだ。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)