ビョーク、レッドカーペットに真っ赤なドレスで久しぶりの登場!

Culture 2022.04.21

歌手のビョークは、出演作『The Northman(ノースマン)』のアイスランドでのプレミア上映会の折、先鋭的なデザインのロエベの服でレッドカーペットに登場した。

 

 

映画『The Northman(ノースマン)』のプレミア上映会でのビョーク。(レイキャビク、2022年4月14日) Instagram Björk

ビョークをレッドカーペットで見かけるのは久しぶりのことだ。ロバート・エガース監督の映画『The Northman(ノースマン)』の公開に先立ち、4月14日にレイキャビクでプレミア上映会が行われた。ビョークはシュールなドレスで出席し、彼女の服の好みを思い出させてくれた。今回の服は、アイルランド出身のデザイナー、ジョナサン・アンダーソンによるロエベ2022年春夏コレクション作品のひとつ。鮮やかな血のように赤いドレスでアートとファッションの融合を表現している。ロエベ2022年春夏コレクションは後期ルネサンスの美術様式であるマニエリスムに着目しており、このヴェスタルドレスはイタリアのポントルモという、軽やかなドレープで浮遊感のあるシルエットを得意とした画家の作品にインスパイアされている。もっとも、ビョークのスタイリストを長年務めているエッダ・グドムンズドッティルのお眼鏡に叶ったのは、ポエティックで強烈なディテールがプラスされていたからだ。ビュスティエ部分に樹脂製の胸当てのようなものがついており、儚げなドレスの印象が一気に美しくも奇妙で先鋭的な印象に切り替わる。

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尖ったデザイナー

ビョークがジョナサン・アンダーソンのラジカルでアーティスティックな作品を着るのはとりたてて驚くことではない。これまでも「尖った」デザイナーを好んできたからだ。キャリアの初期には、フセイン・チャラヤンやアレキサンダー・マックイーンと組んで自分のスタイルを築いてきた。アレキサンダー・マックイーンが1997年の彼女のアルバム『ホモジェニック』のためにデザインしたキモノドレスは象徴的な存在だ。このほか、コンセプチュアルで奇抜なファッションを得意とするドイツ人デザイナー、ベルンハルト・ウィルヘルムや、服と建築と科学を交差させたところで活動するイリス・ヴァン・ヘルペンとのコラボレーションも行なっている。

text: Sabrina Pons (madame.lefigaro.fr)

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