立田敦子のカンヌ映画祭レポート2022 #03 ショパール・トロフィーは、英国俳優ふたりが受賞!

Culture 2022.05.24

高らかにパンデミックへの勝利宣言をした今年のカンヌ映画祭は、序盤から華やかなイベントが続いています。5月19日には、新人俳優の登竜門として知られるショパール・トロフィーの授賞式を兼ねたガラディナーが開催されました。

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南仏らしい景色で、開放感にあふれたガラディナー。©chopard

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カールトン・カンヌのビーチクラブに特設された会場。©chopard

カールトン・カンヌのビーチクラブに特設された会場は、海に面していることもあり、いつにも増して南仏らしい雰囲気。夕日が沈んでいく中、カクテルが始まると、ヴァンサン・ランドンやレベッカ・ホールら審査員団を始め、シアーシャ・ローナン、グザヴィエ・ドランなど、次々にゲストが来場。そして今年のゴッドマザーであるジュリア・ロバーツが到着すると、そのスターオーラで一気に華やかなムードに包まれました。ディナーの席に着いたジュリアのもとに、さまざまな俳優や監督たちが挨拶に行く姿も印象的でした。

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左はジュリア・ロバーツ、右はグザヴィエ・ドラン。©chopard

トロフィーのデザインを手がけたショパール共同社長兼アーティスティック・ディレクターのキャロライン・ショイフレ、カンヌ映画祭プレジデントのピエール・レスキュール、映画祭総合ディレクターのティエリー・フレモーの共同主催者3人の挨拶が続き、いよいよ授賞式が開始。今年のショパール・トロフィー受賞者は、シーラ・アティムとジャック・ロウデンのふたりです。

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左はショパールのキャロライン・ショイフレ、右はゴッドマザーのジュリア・ロバーツ。ジュリアは、ショパールト「レッド カーペット コレクション」より、チャーリー・チャップリンの映画『街の灯』にインスピレーションを得たバラのブローチ。©chopard

シーラ・アティムはウガンダ出身でイギリスを拠点にし、俳優のほか、ミュージシャンやモデルとしても活躍しています。舞台でのキャリアも高く評価されていますが、最近では、奴隷制度時代を舞台にしたTVのミニドラマシリーズ「地下鉄道〜自由への旅路〜」やMCU映画『ドクター・ストレンジ/マルチ・バース・オブ・マッドネス』(2022年)でも注目されています。

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ショパール・トロフィーを受賞した俳優シーラ・アティム。すべてショパール「ハイジュエリー コレクション」より、トライアングルカットダイヤモンドのイヤリング、ヘキサゴンカットダイアモンドとブリリアントカットダイヤモンドのブレスレット、2本のダイヤモンドリング。©chopard

ジャック・ロウデンは、ヘンリック・イブセンの舞台『幽霊』でローレンス・オリヴィエ賞助演男優賞を受賞した英国の実力派。クリストファー・ノーラン監督『ダンケルク』(17年)ではRAFのパイロットを演じ、高い評価を得ているTVシリーズ「スモール・アックス」にも出演しています。

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ショパール・トロフィーを受賞した俳優ジャック・ロウデン。ウォッチはショパール「L.U.C XPS」18KWG、ブラック文字盤。©chopard

2001年に設立されたショパール・トロフィーは、将来が期待される新進俳優に贈られる賞で、
レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ダイアン・クルーガー、エズラ・ミラー、ジョン・ボイエガ、ジョー・アルィン、フローレンス・ピュー、エリザベス・デヴィッキなど、現在でも第一線で活躍しているスターを数多く輩出してきました。ゴッドマザーのジュリア・ロバーツから満面の笑みでトロフィーを受け取ったふたりですが、過去の受賞者たちのように、今後のスクリーンでの活躍が楽しみです。

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新進俳優に贈られるショパール・トロフィー。©chopard

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レッドカーペットにて。左から、キャロライン・ショイフレ、シーラ・アティム、ジュリア・ロバーツ、ジャック・ロウデン。©chopard

 

映画ジャーナリスト 立田敦子
大学在学中に編集・ライターとして活動し、『フィガロジャポン』の他、『GQ JAPAN』『すばる』『キネマ旬報』など、さまざまなジャンルの媒体で活躍。セレブリティへのインタビュー取材も多く、その数は年間200人以上とか。カンヌ映画祭には毎年出席し、独自の視点でレポートを発信している。
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