ヴィクトリア・ベッカム、「細くなりたいなんて時代遅れ」とコメント。

Culture 2022.05.24

自分の洋服ブランドの新ラインを発表したヴィクトリア・ベッカムはイギリス版「グラツィア」誌の取材を受け、痩せなくてはならないという考えから体は解放されるべき、と語った。

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2022年3月1日、パリで行われたサンローランのショーでのヴィクトリア・ベッカム。photography: Getty Images

5月16日、ヴィクトリア・ベッカムはイギリス版「グラツィア」誌のインタビューに応じ、痩せることにこだわるのは古臭いと語った。「女性なら誰でも丸くてふくよかなお尻になりたいはず。ガリガリになりたいと思うのはもう古い。いまどきの女性は健康的に見えることを望んでいるはずです。ちゃんと胸もお尻もあったほうがいいと思っているのです」

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マイアミでの気づき

2021年春、ヴィクトリア・ベッカムは家族でマイアミに滞在していた。イギリスでのロックダウンを避けての渡航だったが滞在中、地元の人たちのコンプレックスのない態度に感心した。「かなりふくよかな女性がたくさんいて(中略)みんな堂々と体を出していました。態度もスタイルも、本当に自由でした」と言い、さらに娘のハーパーが、「自分の容姿に満足していて曲線ボディを誇らしく思う」女性たちと接する機会があったのは良かったと語った。

ヴィクトリア・ベッカムの洋服ブランドの新ライン、「VB Body」はまさしくそんな女性たちにぴったり。「曲線ボディであればあるほどVB Bodyのドレスが映えるはず」だからだ。この新ラインはヴィクトリア・ベッカムのプレタポルテ・コレクションに付随する「常設カプセル」コレクションで、22のベーシックアイテムから構成されている。サイズ展開はXSからXLまでだ。

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「己を知り、己に満足する」

 

 

いまもなお細いことが重視されるファッションの世界でヴィクトリア・ベッカムの主張は新鮮に響く。それにしても、本人自身はとてもスリムだが、その点についてはどう思っているのだろう。これに対してヴィクトリア・ベッカムは個人的な充足感というような説明をした。「どのサイズになるべきということではなく、己を知り己に満足するということなのです。私は楽しみたいという気持ちと健康的な食事や運動で自分を律しなくてはという気持ちの間のバランスを見つけました」と語り、こう続けた。「若いうちは、このバランスに抗おうとするものです。歳と共にどこでバランスを取ればいいのかがわかってきます。どんなやり方が合うのかわかってくるのです」

text: Clémence Dubrana (madame.lefigaro.fr)

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