2022年 第75回カンヌ国際映画祭 プレスリー映画の上映会にやってきた意外なゲストは?
Culture 2022.05.26
カンヌ映画祭9日目。5月25日、オースティン・バトラー、トム・ハンクスが出演するバズ・ラーマン監督の新作伝記映画『エルヴィス』の上映会に、意外なゲストたちが続々と訪れた。
【写真】「監獄ロック」に魅せられて...9日目のレッドカーペット。
カンヌ国際映画祭9日目のレッドカーペットの様子。
2019年に伝記映画『ロケットマン』がカンヌ映画祭で上映されたときには、エルトン・ジョンが大階段を上った。それから3年、クロワゼット通りがまた別の音楽の伝説に光を当てた。
5月25日、オースティン・バトラーがロックミュージシャンのエルヴィスに扮した、バズ・ラーマン監督の待望の新作『エルヴィス』がパレ・デ・フェスティバルで上映された。オースティン・バトラーにとってカンヌの伝説のレッドカーペットを歩くのは今回初めて。バズ・ラーマン監督と共演者のオリヴィア・デヨング、トム・ハンクスと並んで登場した。
撮影チームの前に、すでに多くのゲストが会場に到着していた。まずは、エルヴィスの楽曲「監獄ロック」が大好きというカメリア・ジョルダナ、デボラ・リュキュミュエナ、カリム・ルクルー、そして映画監督のマイムナ・ドゥクレ。その後には、レナ・シチュアシオン、羽根に覆われた純白のケープを纏ったエマニュエル・べアールが続いた。審査員のレベッカ・ホールとノオミ・ラパスも、スターが続々と到着するレッドカーペットでポーズを取った。ふたりのそばには、アガット・ルーセルの姿もあった。
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シャロン・ストーンのロックなルック
その横ではトップモデルのウィニー・ハーロウがずらりと並ぶカメラのレンズに向けて、軽やかなダンスを披露。カメラマンたちは大喜びで心ゆくまでその姿を写真に収めていた。バズ・ラーマン監督の新作に楽曲を提供しているロックグループのマネスキンもきらびやかな衣装で現れ、観衆の注目を浴びた。
18時45分頃、思いがけないゲストたちも登場。なかでも目を引いたのは、この日のテーマをきちんと押さえ、ロックなルックに身を包んだシャロン・ストーン。赤のスパンコールが散りばめられたドレスにサングラスを合わせ、髪をやや逆立て、「キング」並みのロック魂を見せた。
リッキー・マーティン、シャキーラ、クリスティアーノ・ロナウドの妻ジョルジーナ・ロドリゲスといったラテン勢もカンヌの大階段でセンセーションを巻き起こした。カイリー・ミノーグや、シンディ・クロフォードの娘でオースティン・バトラーのパートナーでもあるトップモデルのカイア・ガーバーもクロワゼット通りに集まった人々を魅了した。19時頃、『エルヴィス』撮影チームがエルヴィスの未亡人、プリシラ・プレスリーとともにレッドカーペットに入場。大階段は熱気に包まれた。
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ダイヤモンドとルビーのベルト
レッドカーペットでは黒のタキシードに蝶ネクタイ、ボタンホールに青いバラを刺したオースティン・バトラーがバズ・ラーマン監督の肩に腕を回していた。妻と娘に囲まれカンヌ映画祭へのカムバックを果たした監督もプリシラ・プレスリーと抱擁を交わす。またトム・ハンクスがセルフィを撮影する一幕も見られた。
大階段の最上段でひときわ輝いたのは、バズ・ラーマン監督のベルト。妻のカトリーヌが手がけたダイヤモンドとルビーがあしらわれたベルトには、赤い文字で「Elvis」と刻まれていた。
text : Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)