英国で続々登場!プラチナ・ジュビリーのアフタヌーンティー。
Culture 2022.06.06
エリザベス女王の在位70周年を記念する、プラチナ・ジュビリー。6月最初の週末に行われる盛大な式典ののちも、イギリス国内はお祝いムードが続く。ロンドンのあちこちのホテルやティールームでは、この夏いっぱいプラチナ・ジュビリーのアフタヌーンティーが楽しめる。
フォートナム&メイソンは、女王在位60周年だった2012年にオープンしたダイアモンド・ジュビリー・ティーサロンでプラチナム・ジュビリー・アフタヌーンティーを提供。3段重ねのプレートには、1953年の女王の戴冠式の昼食会で提供された料理として知られるコロネーションチキンや、サフォーク産ハムを挟んだサンドイッチ、スコーンなどとともに、バイオレットフレーバーのクリームを詰めて、ばらの花びらを飾ったエレガントな白鳥型のシューを並べる。これは英国に住むすべての白鳥は女王が所有していることに由来する。チョコレートムースで作ったオーブ(宝珠)にも注目。8月31日まで。
バラの花びらをあしらった白鳥を始め、王室ご用達の老舗ならではの優雅さが際立つ。
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バッキンガム宮殿から至近で、ロイヤルウェディング前日にキャサリン妃が家族と宿泊した場所としても知られるゴーリングホテルでも、ジュビリー・アフタヌーンティーが味わえる。エリザベス女王の横顔のシルエットをあしらったスコーンを筆頭に、旬のイチゴやラズベリーを乗せたタルト、ロイヤル・フルーツケーキ、ローストビーフのサンドイッチなどを揃える。
イギリスのコインや切手でおなじみの横顔がスコーンに!ロイヤルブルーの食器が気分を盛り上げてくれる。
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フォー・シーズンズ・ホテル・ロンドン・アット・パークレーンのクイーンズ・ジュビリー・アフタヌーンティーも見逃せない。イギリスの夏の定番ドリンク、ピムズでマリネしたスモークサーモンやスコットランド産ブルーロブスターなどを使ったサンドイッチはワンランク上の味わい。スイーツはプラチナジュビリーのロゴを載せたラベンダーガナッシュとカシスジェルのマカロン、アールグレームースとブラックベリークリームのヴィクトリアスポンジ、そして女王と故エジンバラ公の結婚式でのウェディングケーキにインスパイアされたロイヤル・ウェディングケーキという豪華なラインナップ。イギリスのクラシックな味のモダンツイストが楽しい。8月31日まで。
小さなユニオンジャックや王冠で飾られたお菓子がキュート!プラチナ・ジュビリーのテーマカラーのライラック色が効果的に使われている。
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パン・パシフィック・ロンドンのスーパーブルーム・アフタヌーンティーは、その名の通り花がテーマのお祝いアフタヌーンティーだ。エリザベス女王が所有するロンドン塔で現在開催中のワイルドフラワーによるディスプレイ「タワー・オブ・ロンドン・スーパーブルーム」がインスピレーション源。トラディショナルなサンドイッチに加えて、イングリッシュローズのマカロン、ミツバチをあしらったプラリネケーキ、そしてピスタチオフィナンシェとマスカルポーネで作るロンドン塔など、可愛らしさと楽しさでいっぱいだ。8月31日まで。
花や蝶、ミツバチで飾られた独創的なお菓子が、気分をアップしてくれるはず。
イギリスの最も美しい季節を、祝福ムードで満たされた空間で至福の味とともに楽しみたい。
https://www.fortnumandmason.com/afternoon-tea
The Goring Hotel
https://www.thegoring.com/the-platinum-jubilee/jubilee-afternoon-tea/
Four Seasons Hotel London at Park Lane
https://www.fourseasons.com/london/dining/
Pan Pacific London
https://www.panpacific.com/en/hotels-and-resorts/pp-london/dining/the-orchid-lounge.html
text:MIYUKI SAKAMOTO