「女王陛下、そして母さんへ...」チャールズ皇太子の感動的なスピーチ。

Culture 2022.06.06

6月4日、エリザベス女王在位70年のプラチナ・ジュビリーを祝うコンサートが開催され、息子のチャールズ皇太子がステージで女王をたたえるスピーチを行った。

 

 

エリザベス女王のプラチナ・ジュビリー記念コンサートが6月4日、バッキンガム宮殿前のオープンスペースで開催された。素晴らしいパフォーマンスが数時間続いた後、73歳のチャールズ皇太子が妻のカミラ夫人を伴って壇上に登場し、心のこもった感動的なスピーチで女王をたたえた。

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「女王陛下、おかあさん。家族、英国、英連邦を代表して感謝申しあげます」と口火を切った皇太子は続いて女王の無私な人生をふりかえった。「お父さん(2021年4月に99歳で亡くなったフィリップ王配)もきっとこのショーを楽しんだことでしょう。そして国と国民のために尽くすあなたに対し、わたしたちと一緒に心からお祝いしてくれたことでしょう」と続けた。

チャールズ皇太子は、会場に集まった22,000人の観客だけでなく、家でテレビを見ている人たちにも語りかけ、「母が毎朝、起きる意欲が持てるのは、家でご覧になっているみなさんのおかげであることを知っています」と述べた。96歳の女王はコンサートに出席できなかったが、チャールズ皇太子はすぐ近くに女王がいることを指摘し、大きな声援を送れば女王の耳に届くはずと観客を促した。

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ウィリアム王子のスピーチ

ウィリアム王子も父に先立って登壇し、女王をたたえると同時に環境問題について話した。祖母エリザベス女王が生まれてから1世紀近くとなる。その間に、世界は技術革新や科学の飛躍的な進歩の恩恵を受けてきた。「しかしながらこうした飛躍的進歩により、人間が世界に与える影響への意識は高まったものの、この地球はもろくなりました。女王がプラチナ・ジュビリーを迎える2022年現在、地球を守って回復させることが、かつてないほど急務となっています」と述べた。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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