トム・クルーズ、共演していた20歳下の彼女と破局!元カノの素顔とは?
Culture 2022.06.14
複数のタブロイド紙によると、ふたりは別れることを決めたという。トップガンの主演俳優が約2年間、交際していたのはどんな女性?
『トップガン マーヴェリック』のロンドンプレミアでのヘイリー・アトウェル。(イギリス、2022年5月19日) photography: Getty Images
トム・クルーズとヘイリー・アトウェルの出会いは2020年、『ミッション:インポッシブル』第7作の撮影現場だった。その後2021年9月に破局したものの、今年の初めに復縁した。5月19日にロンドンで行われた『トップガン マーヴェリック』のプレミアに仲良く一緒に現れたことから、ふたりの仲は続いているものだと思われていた。
ところが6月12日、イギリスの「ザ・サン」紙が報じたように、結局ふたりは別れることになったようだ。同紙に関係者が語ったところによると、「残念ながら、ふたりはうまくいかなかった。友人でいた方がいいと決めたらしい」とのこと。いずれにせよ、ゴシップ紙で彼女の名前をよく見かけるようになったのはここ数ヶ月のことだが、現在40歳の彼女はハリウッドで活躍する実力派女優なのだ。
---fadeinpager---
おてんば娘だった
名前は、母親がファンだった女優、ヘイリー・ミルズにちなんで名づけられた。1982年、ロンドンで生まれる。母はイギリス人講師のアリソン。父はカンザスシティ出身のマッサージ師兼シャーマンのグラント・アトウェルでネイティブアメリカンの血を引いている。ひとりっ子のヘイリーはイギリスとアメリカの二重国籍を持ち、ノッティングヒルのラドブロークグローブ地区で母に育てられた。夏休みになると父親を訪ねてアメリカのミズーリ州で過ごした。
信心深い家庭に育ち、中等教育ではカトリック系のシオン・マニング・カトリック・ガールズ・スクールに入学したが、この学校にはあまりいい思い出がないようだ。2015年、ロンドンの保守系新聞、イブニング・スタンダード紙の取材に対し、体格のせいでいじめられた体験を打ち明けている。「太っていて内向的な性格」だったため、学友から「でぶっちょヘイリー」とからかわれていたそうだ。その後、ロンドン・オラトリー・スクールに転校してラグビーに熱中するようになり、ようやく自分の怒りや攻撃性のはけ口を見出した。「ハルク・アトウェル」の新しいあだ名がついたのも、後にマーベル映画で活躍する予兆に感じられる。
---fadeinpager---
レイフ・ファインズにあこがれる
頭は良かったが、中等教育を終えてオックスフォード大学に入学するのに必要な成績に達しなかった。2010年、オンラインメディアの「インデペンデント」の取材で本人は「正直、自分に自信がなかったのだと思います。オックスフォード大学に行けないことがはっきりして、ホッとした気分でした」と語っている。大学に行く代わりにヘイリーは父のもとへ渡米し、キャスティング・ディレクターのもとで初めて仕事をする。1995年、ハックニー・エンパイア劇場で観劇した『ハムレット』でのレイフ・ファインズにあこがれてギルドホール音楽演劇学校への入学を決意し、ここで演技を3年間学ぶ。
---fadeinpager---
デビュー以降
2005年、チャールズ皇太子とカミラ夫人の恋愛を描いたテレビ映画『Whatever Love MeansRoyal Love at First Sight』に端役で出演した。テレビに出るようになって一年後、ウディ・アレン監督の映画『ウディ・アレンの夢と犯罪』で映画デビューの機会に恵まれ、ユアン・マクレガーやコリン・ファレルと共演した。さらには2008 年、ソウル・ディプ監督の長編映画『ある公爵夫人の生涯』(主演はキーラ・ナイトレイ)であこがれのレイフ・ファインズと共演を果たす。
2011年、キャリアの転機が訪れた。超大作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で、クリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカの恋人役、エージェントのペギー・カーター役をゲットしたのだ。その後も『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、『シンデレラ』など数々の作品に出演している。インスタグラムのフォロワーはいまや約160万人だ。非常に閉鎖的なハリウッドの世界で自分の居場所を実力で勝ち取ってきたことは誇りに思っていいだろう。破局が騒がれているトム・クルーズとの共演作『ミッション:インポッシブル』シリーズの第7作と第8作の公開が2023年と2024年には控えている。
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)