カミラ夫人、チャールズ皇太子との結婚について語る。

Culture 2022.06.21

UK版「ヴォーグ」のインタビューで、未来のイギリス王妃、カミラ夫人チャールズ皇太子と結婚した頃のことや、イギリス国民に受け入れてもらう苦労を振り返った。

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2022年ロイヤルアスコットのパレードでのカミラ夫人とチャールズ皇太子。(イングランド、2022年6月15日。) photography: Getty Images

ダイアナ妃との離婚騒動を経てチャールズ皇太子(73)は2005年4月9日、ついに愛人のカミラ・パーカー=ボウルズと結婚し、イギリスのマスコミはこぞって二人のことを書きたてた。コーンウォール公爵夫人となったカミラ夫人にとっては逆風の中のスタートだったものの、忍耐の末、王室の一員としての地位を築き、イギリス国民の心もつかんだ。6月18日付のUK版「ヴォーグ」で、カミラ夫人はチャールズ皇太子との結婚について、「大変だった時もあった」ことを告白している。夫婦の絆を保つためにカミラ夫人が自ら課したルールは、「一緒にお茶を飲む時間を毎日作る」というものだった。

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「人生は続く」

 

 

イベントへの出席などチャールズ皇太子の公務が増える一方のなかで、カミラ夫人は夫と過ごす貴重な時間を楽しんでいる。カミラ夫人が一番好きなことは、休暇旅行へ行くこと、そして「同じ部屋のそっちとこっちで二人で本を読む時間」だそう。「しゃべらなくていいからとてもくつろげる」と言う。お互いの存在だけで十分なのだ。

7月17日にカミラ夫人は75歳を迎える。チャールズ皇太子と結婚した当初、公の場では「目立たないように心がけていた」と語った。「長い間、批判されてきた。なんとか、やりすごす術を見つけるしかない。四六時中見られて批判されるのは誰だって嫌なもの......」と言うと、「でも最終的には、そういうことを乗り越えて、前に進むものよね。人生は続くから」と続けた。

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女王の支持

なにはともあれ、カミラ夫人の努力は報われた。今年の2月6日、在位70年を迎えたエリザベス女王はカミラ夫人に好意的な発言をした。96歳の君主は、チャールズ皇太子の王位継承に言及した際、こんなふうに述べたのだ。「息子のチャールズが王になったとき、息子と妻のカミラ夫人にみなさまからきっと、私と同様の支持をいただけるでしょう」と。受け入れてもらうための長年の努力が実った瞬間だった。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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