アニャ・テイラー=ジョイがマスカラの奥義を披露!
Culture 2022.06.24
マダム・フィガロは、ディオールのファッション&メイクアップのアンバサダー、アニャ・テイラー=ジョイのビューティーストーリーを独占取材した。
2022年4月5日、ロンドンで行われた『ザ・ノースマン』のプレミアに登場したアニャ・テイラー=ジョイ。photography: Samir Hussein/WireImage/Getty Images
ドラマシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』のヒロイン、アニャ・テイラー=ジョイ。彼女は多くの映画やテレビのプロジェクト(現在『ザ・ノースマン』に出演中)に加え、ディオール アディクト・リップスティックやディオールショウ・マスカラのキャンペーンにも参加している。
撮影の合間に、彼女はメイクアップについての考え方を語った。また、ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージディレクターのピーター・フィリップスにいくつかの打ち明け話も披露した。
アニャ・テイラー=ジョイのアーモンドアイは、羨望の的だ。まつ毛を広げて、彼女の特徴である“バンビ”のような見た目を作るテクニックは?
「友人が教えてくれたコツは、まつ毛の根元から始めて、ブラシを上に向かってくねらせながら、まつ毛をセパレートしやすくすることね」
ピーター・フィリップスは、ブロンドまつ毛を整えるためのコツを次のように語った。
「マスカラを塗るときは根元から先端まで全てのまつげに塗りましょう。内側と外側の端っこの細かな部分が大きな違いを生むからです」
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赤い口紅が持つパワー
公私ともに多忙なアニャ。赤い口紅も、彼女のメイクアップ・ルーティーンの一つだ。
「赤い口紅は私に自信を与えてくれるの。ないよりもあったほうが、調子がいいわ」
彼女は初めて口紅を塗ってもらったときのエピソードを語った。
「初めて口紅を塗ってもらったのは、撮影のときでした。鏡で見ると、唇が大きくなっていました」
そこでメイクアップアーティストは彼女のテイストではないとして口元を「修正」しようとしたのだが......。
「それは私にとって、とても重要な瞬間でした。 オッケー、周りから見たら完璧な唇じゃないかもしれないけれど、それが私の唇だって思えたんです。修正する必要なんてないってね。ありのままの見た目でいいじゃないって」
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メイクアップエキスパートのピーター・フィリップスは言う。
「君は特徴的な唇の形をしているのだから、それを尊重し、輝かせるべき。同じような特徴を持つすべての女性は、声を上げ、自分のために立ち上がることができるはずだよね。それが美しさの鍵なんだから」
ピーター・フィリップスは、この口元の色のタッチの強さとそのインパクト大きさを指摘する。
「誰もが口紅を魅惑的で魅力的なアイテムとして見ているよね。口紅は壁を作り、保護作用でもある。しかし同時に、招待状(見る人を惹きつけるもの)でもあるのです。とても矛盾しているよね」
このピーターのコメントに対し、冒険心にあふれるアニャ・テイラー=ジョイは、「私は矛盾が好きなのよね」と答えた。
text: Victoria Hidoussi (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi