東京都庭園美術館が、蜷川実花の最新作品で彩られる。

Culture 2022.06.27

現代日本を代表する写真家・映画監督のひとりとして、独自のスタイルで広く知られている蜷川実花。彼女がコロナ禍の国内各地で昨年から今年にかけて撮影した、最新の植物の写真と映像の展覧会『瞬く光の庭』が、東京都庭園美術館の本館と新館で6月25日より開催。

220620_nm1.jpg©️mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

本展に先立ち2018年より国内10か所を巡回した『蜷川実花展  ー虚構と現実の間にー』は、コロナ禍までを含む蜷川のキャリアを総覧するものだった。本展では、さらなる飛躍を期待される蜷川の最新作と、ほかに類を見ない東京都庭園美術館のアール・デコの建築空間との共演を楽しめる。展示作品は、2021年以降に撮影された最新の植物の写真と映像作品。また本展のために東京都庭園美術館の庭園で撮り下ろした作品も。そして彼女がいま強く惹かれているという“虹彩色”で彩られた作品と、アール・デコ様式の本館(旧朝香宮邸)の装飾とのコラボレーションも必見だ。また、最新作では一見すると夢のような光景に、美や儚さ、尊さを感じることができるだろう。ダイナミックな映像インスタレーションでは、作品世界に包み込まれるような体感を存分に味わえる。蜷川実花の新境地となる本展、ぜひこの夏訪れて。

220620_nm2.jpg©️mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

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220620_nm3.jpg©️mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

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220620_nm5.jpg©️mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

蜷川実花 『瞬く光の庭』

会期:2022年6/25(土)〜9/4(日)
会場:東京都庭園美術館 本館+新館
東京都港区白金台5-21-9
050-5541-8600(ハローダイヤル)
開)10:00〜18:00 *入館は閉館の30分前まで。
休)月 *7/18(月・祝)は開館、19(火)は休館。
入館料:一般¥1,400など
www.teien-art-museum.ne.jp
*オンライン事前予約制。

text: Natsuko Kadokura

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