「流産で9人の子どもを失った」シャロン・ストーンが告白。
Culture 2022.06.27
6月21日、ダンサーのピータ・マーガトロイドに関するインスタグラム投稿のコメントでシャロン・ストーンは何度も流産したことに明かした。
第74回カンヌ国際映画祭でのシャロン・ストーン。(2021年7月17日) photography: Getty Images
「私たち女性には、この深い喪失感を語る場がありません。私は流産で9人の子どもを亡くしました」とシャロン・ストーンは何度も悲劇に見舞われたことをはじめて明かした。アメリカの「ピープル」誌のビデオインタビューで、ダンサーのピータ・マーガトロイドが3度の流産体験を話し、同誌がこれをインスタグラムへ投稿、そこへシャロン・ストーンがコメントを寄せた。6月21日に投じたコメントのなかでシャロン・ストーンは「これは、肉体的にも精神的にも、小さなことではありません」とつづった。
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さらに、「しかし、私たちは失敗したというある種の感覚とともに、それをひとりで密かに抱えこむように仕向けられています。私たちが本当に必要としている思いやりや共感、癒しを受けられないままに」と続け、「女性の健康や幸福は、男性のイデオロギーに委ねられ、よく言えばいい加減、実際は知らんぷりされ、(中略)激しく抑圧されています」と締めくくった。
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妊娠5カ月半で流産
シャロン・ストーン、流産で9人の子供を失った体験を告白。(2022年6月21日投稿)
『氷の微笑』(1992年)の主演女優は、2021年4月に放送されたイギリスのBBCラジオ番組「ウーマンズ・アワー」で、妊娠5カ月半の流産体験をすでに告白している。その時は病院で「36時間の孤独な陣痛」に耐えた。番組ではこの試練に付き添ってくれた看護師たちの「力強い姉妹愛」と「理解」をたたえた。
ラジオではさらに、映画『私というパズル』(2020年)で、自宅出産した赤ちゃんを失う母親マーサを演じたヴァネッサ・カービーを賞賛している。シャロン・ストーンは1998年から2004年にかけてジャーナリストのフィル・ブロンスタインと結婚していた。その間に何度も流産を経験した末、2000年生まれの男の子、ローアンを夫妻で養子に迎えた。その後、代理母に男の子のレアード(16歳)を出産してもらったほか、同じく男の子のクィン(15歳)を養子に迎えた。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)