シャルレーヌ公妃とモナコ大公がキス!しかしボディランゲージの専門家は......。
Culture 2022.06.28
6月22日にノルウェーを公式訪問したモナコの大公夫妻を、ボディランゲージの専門家のステファン・ビュナールが分析した。
ノルウェー公式訪問中にキスを交わすモナコ公国のアルベール2世とシャルレーヌ公妃。(オスロ、2022年6月22日) photography: Abaca
「この写真からは、本当に愛し合っていることが伝わってきません」と分析するのはボディランゲージの専門家で『あなたの心の中はジェスチャーで読み取れる(原題)』の著者、ステファン・ビュナールだ。この写真とは、アルベール2世とシャルレーヌ公妃が6月22日にノルウェーの首都オスロで交わしたぎこちないキスの写真のことだ。この日、夫妻は7歳になる双子のジャック公子とガブリエラ公女を伴ってオスロを訪問、ノルウェー国王ハーラル5世とソニア王妃との昼食会後、フラム号博物館での「科学の海を航海する」展のオープニングに出席した。訪問中、ふたりは珍しく、公衆の面前でキスを交わした。
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写真が「表すもの」
Charlène de Monaco : tendre baiser avec Albert à Oslo https://t.co/AOtaXxBBAK
— 7Xibar (@7_xibar) June 23, 2022
2011年に結婚したモナコの大公夫妻は、公妃が耳鼻科領域の感染症で滞在先の南アフリカから戻れないまま長期不在となって以来、離婚の可能性が常に噂されてきた。公妃はその後、「肉体的・精神的疲労」のため、スイスの専門施設で療養生活を送った。
この写真は、共にダークカラーの服を着たシャルレーヌ公妃とアルベール2世が抱き合ってキスをしているところを後ろからとらえたものだ。ステファン・ビュナールは「一枚の写真だけでは不完全な分析しかできません。分析に必要な行動態様が欠けているからです」と前置きしつつ、これが心からのキスであるとは信じがたいと言う。
そしてそう思う理由を説明した。「これが公式写真であることを踏まえると、いろいろな意味においてこれがみんなに伝えたい姿であるということになります。この写真家は真実を見抜けなかったようです。多くのプロの写真家は、直感が働くのですが」
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無表情なアルベール2世
そして続けて、「その証拠に、ふたりは顔の右半分を向かい合わせてキスをしています。しかしながら相手を信頼し、心のこもったキスの場合は顔の左半分が向き合います。そうしたキスもふたりはしたのかもしれませんが、これで見る限り、愛し合っているふたりには見えません」と指摘した。
加えてアルベール2世の表情のなさにもステファン・ビュナールは注目する。「何を思っているのかが顔に表れていません。眉も口も動かさず、少しの笑顔も、目元がゆるむこともありません。しかも頭をやや後ろにひいています」と言うと、この写真は「愛しあうふたりの再会を示す」ことに失敗しており、「相手を信頼して身を任せている感じがなく、本当に愛しあっているふたりのキスということが伝わってきません」と結論づけた。
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なにかを懐かしんでいる
モナコのアルベール2世とシャルレーヌ公妃、子供のジャック公子とガブリエラ公女とともに。(オスロ、2022年6月22日)photography: Abaca
夫妻が子供たちと一緒に写っている別な写真にもステファン・ビュナールは注目した。「モナコ大公の方は本当に笑っているように見えるのに、シャルレーヌ公妃は笑っていません。顔の下半分を隠してみると、目が笑っていない。だからこれは100%作り笑いなのです。また、視線が下を向いており、なにかを懐かしんでいるような印象です」と分析してみせた。
さらに、公妃の頭が「アルベール2世と逆の方に傾いている」ことも指摘した。「通常、同じグループやカップル同士の頭は互いに近づくものです。つまり、公妃は無意識にグループから離れようとしています」とのこと。夫妻がいくら仲の良いところを見せようとしても、専門家の目には「つじつまが合わない」ようだ。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)