故ダイアナ妃の誕生日に寄せられた感動的なメッセージ。
Culture 2022.07.04
ダイアナ妃の61回目の誕生日になる7月1日、ウィリアム王子はダイアナ・アワードの受賞者に宛てた手紙で、母への思いがこもったメッセージを発表した。
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エリザベス女王のプラチナ・ジュビリー記念式典でのウィリアム王子。(2022年6月3日、ロンドン) photo: Getty Images
2022年7月1日は故ダイアナ妃61回目の誕生日だった。1997年、パリで交通事故死した妃のことを、いまでも家族やイギリス国民は惜しんでやまない。息子のウィリアム王子は母が亡くなった時15歳だった。今年の母の誕生日に、ウィリアム王子は「ダイアナ・アワード」の受賞者への手紙を発表し、母への思いがこもったメッセージを伝えた。「ダイアナ・アワード」は9歳から25歳までの若者の人道的活動や業績をたたえる賞だ。
ウィリアム王子はお祝いの言葉に続けて、「あなた方は世界を変えようとする世代の一員として、人々に元気を与えてくれました。みなさんの努力をとても尊敬します。みなさんはまさに母の遺志を体現しており、母もきっと誇らしく思ったはずです。周りを助けるために多くの時間と労力を費やしている素晴らしい人々を評価すること。それが母の生涯や業績をたたえるのに最高のやり方だと私は信じています」と述べた。
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チャールズ・スペンサー伯爵
この日、ダイアナ妃に思いをはせたのはウィリアム王子だけではなかった。ダイアナ妃の弟、チャールズ・スペンサー伯爵もロンドンの公園に設置されているダイアナ妃の記念プレートの写真をインスタグラムに投稿した。キャプションには「昨日、ロンドンの公園を歩いていたら偶然、ここを通りかかった。ダイアナを偲ぶためのメモリアルウォークに設置された、たくさんのプレートのひとつ」とあった。
さらに、「若くして亡くなった女性が、いまも影響を与え続けているなんてすごいことだ。あれから25年。今日、彼女は61歳になっていたはずだ」と締めくくった。これに反応したフォロワーのひとりはこんなコメントを寄せた。「彼女が亡くなった時、自分はどこに誰といて何を話したかを正確に思い出せる。そんな瞬間のひとつ。とても特別な存在だった」と。
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)