ジョージ王子、ウィンブルドンを制したジョコビッチと感動の対面!
Culture 2022.07.14
もうすぐ9歳になるジョージ王子は両親とグランドスラム大会を初観戦し、優勝したジョコビッチ選手からトロフィーをもたせてもらった。
photo: twitterのスクリーンショット
それは普通の子供にはなかなか体験できない、王子ならではの特別な出来事だった。7月10日にウィンブルドン選手権男子シングルス決勝戦が行われ、セルビアのノバク・ジョコビッチとオーストラリアのニック・キリオスが対戦した。ジョージ王子は観戦後、クラブハウス内で優勝したジョコビッチ選手と対面した。
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両親のウィリアム王子とキャサリン妃に付き添われ、スーツにネクタイ姿でウィンブルドンの試合を初観戦したジョージ王子。その後、やや緊張した面持ちながら堂々とした態度で、今回7度目の優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ選手と対面した。テニス選手はウィリアム王子夫妻と親しげに挨拶を交わすとジョージ王子に、「試合は楽しめた? 初めてのウィンブルドンだって? どうだった?」と話しかけた。ジョージ王子は神妙な表情は崩さず、親指を立てる「イイね」のハンドサインでこれに応えた。するとジョコビッチ選手はジョージ王子に優勝トロフィーをもたせてくれた。純銀に金メッキを施した、手付きカップ型のずしりとした優勝杯だ。二人のやりとりは撮影されており、SNSでシェアされた。
"Don't drop it!"
— Wimbledon (@Wimbledon) July 10, 2022
It's been a special first #Wimbledon visit for Prince George #CentreCourt100 | @KensingtonRoyal pic.twitter.com/VKXg06hPCU
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「落とすなよ」とウィリアム王子は息子をからかうと、元世界ランキング1位の選手と話しはじめ、試合できつかったところを質問、選手の方も「厳しい」試合だったなどと応じた。ジョージ王子はしばらくトロフィーを持った後、母親のキャサリン妃に渡し、トロフィーは持ち主に無事返還された。
ウィリアム王子夫妻はテニスの大ファンで、別邸のアンマー・ホールにはプライベートテニスコートがある。またキャサリン妃は2016年来、ウィンブルドン選手権の会場であるオールイングランド・ローン・テニス・クラブのロイヤル・パトロンに就任しており、トロフィーの授与などの公式任務も担っている。そのため、今年もウィンブルドン大会の試合を何回も訪れた。ジョージ王子は7月22日に9歳の誕生日を迎える。ひょっとしてこの決勝戦観戦は、誕生日に先立つ両親からのプレゼントだったのかもしれない。
text: Louis Delafon (madame.lefigaro.fr)