女王との握手より、かかってきた携帯を優先する男性の動画が話題に!

Culture 2022.07.19

7月15日、エリザベス女王はウィンザー城から数キロのところにあるテムズ・ホスピスの新棟開所式に出席した。

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施設のスタッフや患者と懇談するエリザベス女王。(イギリス、2022年7月15日) photo: Abaca

在位70年を祝うプラチナ・ジュビリーの式典が終わってから、エリザベス女王がウィンザー城に引きこもっているのは健康上の理由と思われていた。ところが7月15日、96歳の君主はウィンザー城近くのテムズ・ホスピスの新棟開所式に出席し、イギリス国民を驚かせた。娘のアン王女に付き添われ、女王は新棟の患者を見舞った。ところが、呆れつつも笑うしかないシーンが起きたのは、ちょうど患者の一人、パット・ホワイトとその夫のところに女王が来た時のことだった。

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夫の方は女王にあまり関心がなかったらしい。イギリスの通信社、PA メディアの王室関連アカウントがツイッターで公開した映像では、女王と握手している時に夫の携帯が鳴ると、夫はためらうことなく女王の手を離し、唖然とした表情の女王に目もくれず、スーツのポケットから電話を取り出して応対しはじめた。

 

 

王室メンバー訪問時の厳格なしきたりを考えると、それはとてもシュールな光景だった。なお、慣習により、エリザベス女王は「陛下」と呼ばれ、他のメンバーは「殿下」と呼ばれる。

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1987年以来の関わりの深い病院

エリザベス女王はこのテムズ・ホスピスをよく知っている。1987年に施設がオープンした時の式典にも出席しているからだ。他の王室メンバーも訪れており、ダイアナ妃エドワード王子の妻ソフィー妃も訪問したことがある。

ホスピスの理事長、ジョナサン・ジョーンズは、「今日の記念すべき訪問は、イギリス王室とテムズ・ホスピスの長年の関係の上に成り立っています。女王陛下の最初のご訪問から35年経った今日、新棟開所式に女王陛下をお迎えし、この社会福祉事業が発展しつづけていることをお見せできて大変光栄に存じます」と語った。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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