ハリー王子、国連で地球温暖化についてスピーチ。

Culture 2022.07.21

ハリー王子は、国連におけるネルソン・マンデラを称える恒例の式典で演説を行った。話題は気候の異常事態、ウクライナ・ロシア戦争、新型コロナウィルスのパンデミックにまで及んだ。

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国連でスピーチするハリー王子。(2022年7月18日、ニューヨーク) photo: twitterのスクリーンショット

7月18日、ハリー王子は毎年恒例のマンデラを称える記念式典に出席。戦争・気候危機・パンデミックを背景に、国連総会での演説に臨んだ。エリザベス女王の孫である王子は、母・ダイアナ妃について述べた後、現在地球が直面している劇的な出来事について語った。「私たちがいまここに座っている間も、私たちの世界は燃え続けているのです」。

とりわけ、その場にいる各国の首脳に対し、地球温暖化対策への取り組みを呼びかけた。

「本日この会場に出席している国のリーダーたちが、大胆かつ変革的な決断を下さなければ、この危機は悪化する一方でしょう」。

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アフリカへの影響

マンデラを称えるスピーチの中でハリー王子は、今日、自由を阻むものがあまりにも多いとも述べた。

「ウクライナでの恐ろしい戦争からここアメリカでの憲法上の権利の後退に至るまで、私たちはマンデラ氏が尽力した民主主義と自由に対する世界規模の攻撃を目撃しているのです」。

 

 

#BREAKING:国連でハリー王子は「アメリカにおける憲法上の権利の後退」を「民主主義と自由に対する世界的な攻撃」の一部と呼びかけた。

王子は、世界の現状が「アフリカをエネルギーと食糧の危機に陥れた」と訴える。多くの国が熱波や記録的な気温に見舞われるなか、アフリカの干ばつも「世界中で見られる異常気象の反映だ」との見解を示した。

text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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