ウィリアム王子の子どもたちが転校予定の「ユニークな」学校とは?

Culture 2022.08.10

ケンブリッジ公爵家の引っ越し後、ウィリアム王子キャサリン妃の3人の子どもたちは新しい学校に通うようだと7月31日にイギリスのメディア、「ザ・テレグラフ」が報じた。

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引っ越しを経て、女王と孫一家はご近所に。photo:aflo

イングランド東部、ブラックネルの町にある私立学校、ランブルック・スクールは「ちゃんとした学校だが、上流階級の学校というわけではない」とイギリスのメディア、「ザ・テレグラフ」は報じている。これは同校に通う生徒の親の言葉だそうだ。7月31日、「ザ・テレグラフ」はジョージ王子(9歳)、シャーロット王女(7歳)、ルイ王子(4歳)が、このキリスト教系の学校に入学する可能性があることを報じた。

1860年に設立された同校は広い敷地内に白い漆喰塗りの大きな校舎を持ち、ケンブリッジ公爵家が引っ越す予定のアデレード・コテージから車で15分ほどのところにある。ウィリアム王子夫妻は、現在の住居であるケンジントン宮殿に事務所機能だけを残してウィンザー城近くのこの由緒ある邸宅に引っ越すつもりのようだ。

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学内の結束力が強い

「ザ・テレグラフ」が生徒の保護者に取材したところによると、ランブルック・スクールは、3歳から13歳の生徒たちに「近代的で快適、そして充実した」学校生活を提供している。ある保護者は、「娘が以前通っていたロンドンの学校なんて比べ物になりません。ランブルック・スクールは、何エーカーもの敷地に囲まれています。(中略)授業は楽しいですし、学内の結束力が強く、非常に寛容です。どんな子どもでも居心地よく過ごせるでしょう」とその魅力を語った。

ジョージ王子とシャーロット王女は、これまで通っていたロンドン南西部のトーマス・バタシー校を離れ、学費がプリスクールで1学期4389ポンド、プレップスクールは6448ポンドの同校に通うことになる。ウィリアム王子とキャサリン妃が6回以上見学した同校は土曜日も授業があるそうなので、子どもの立場としてはちょっとがっかりしているかもしれない。また、同校の学用品はやや派手だと言われている(名入れキーホルダーや、再生可能な麻袋に入った木製ヨーヨーなど)一方で、トーマス・バタシー校のようなオーストリアの山荘を保有していない。

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プールやゴルフ場

しかしながら560人の生徒が学ぶこの学校は魅力にあふれ、「塗りなおされたばかり」の校舎に通う「非常に礼儀正しい子供たち」の成績は優秀だ。卒業時には奨学金を受けてイートン校やマルボロ・カレッジなどの名門校へ進学する道もある。またクリケット場、サッカー場、ラグビー場のほか、ゴルフコースや25mのスイミングプールも備えている。

入学後は日々のスポーツ活動にいそしむことになる。週に何回も試合があるそうだ。学業面では英語、数学、フランス語、科学、ラテン語、ギリシャ語、歴史、地理、ICT(情報通信技術)、アート、デザイン、テクノロジーなどの授業があり、演劇、音楽、体育、水泳のレッスンを受けることも可能だ。

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日曜日は女王と過ごす?

寄宿生活を送りたいと希望するなら、学期あたり1,481ポンドが追加でかかる。なお、最近ウィルコックス保育園を辞めたルイ王子が同校に入学したら、長靴を履いて毎週クラスで森の中を散歩することになるだろう。

土曜日には、両親が見学可能な試合や観劇会、音楽会が毎週開催される。そして日曜日のケンブリッジ公爵家はきっとウィンザー城で女王と過ごすか、近くに住むキャサリン妃の実家に行くことになりそうだ。

text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)

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