引退表明のセリーナ・ウィリアムズ、全米オープン1回戦にゴージャスなウェアで登場。
Culture 2022.08.31
8月29日、テニスの全米オープンがニューヨークのフラッシング・メドウズ・コロナ・パークで開幕。セリーナ・ウィリアムズはド派手なウェアで登場し、注目を浴びた。
全米オープンでダンカ・コビニッチとの試合を終えたセリーナ・ウィリアムズ。(2022年8月29日、ニューヨーク)photo: Getty Images
テニス界のレジェンドは、最後まで輝きを放ちながらコートを去ろうと思っているのだろう。引退を表明している40歳のセリーナ・ウィリアムズにとって、これがラストの全米オープン。1回戦で負ければ最後の試合となる。そんな思いもあったのか、モンテネグロのダンカ・コビニッチ選手と対戦したセリーナ・ウィリアムズは、どんなレッドカーペットにもふさわしい、トレーンのついたきらびやかな格好で登場した。
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結果として、試合内容(6-3、6-3でセリーナ・ウィリアムズが勝利)よりも服装にコメントは集中した。ウェアを担当したナイキが試合の前から要注目と予告していた通り、テニス界のスターはトレーンのついた服で試合会場のUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターのコートにやってきた。トレーン、テニスウェア、そしてスニーカーに至るまですべてのアイテムが黒で統一され、キラキラと輝いていた。娘のオリンピアちゃんはピンクの使い捨てカメラを片手に最前列に陣取り、お母さんが勝つ瞬間を見逃すまいとしていた。
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フィギュアスケートの衣装から着想
ナイキ側では今回の衣装についてインスタグラムにこんなメッセージを投稿している。「セリーナがコートの上でも外でも圧倒的な存在であることは周知の事実です。今宵の勝利ルックに関し、コートの女王は、本人がいつも大切にしている大胆な情熱を表現したいと希望していました」
そして続けて、「セリーナは、デザインチームと一緒に、着やすくて自信のもてるトーナメントルックを考えだしてくれました。スポットライトを浴びながらも、自在に大技をくりだせるルックです」と述べた。さらにナイキ側ではフィギュアスケートの衣装から着想したこと、ダイヤモンドがちりばめられていることも明らかにした。履いているスニーカー「NikeCourt Flare 2」もカスタムメイドでキラキラしている。さて、2回戦でセリーナはどんな衣装で登場するのだろう。太陽カラーだろうか。
text: Mathilde Seifert (madame.lefigaro.fr)