第79回ヴェネツィア国際映画祭開幕。"レジェンド"カトリーヌ・ドヌーヴ登場！

フランス映画界の名女優が第79回ヴェネツィア国際映画祭の開幕式にサンローランのドレスで登場し、栄誉金獅子賞を受賞した。

関連写真：第79回ヴェネツィア国際映画祭のレッドカーペット。

ヴェネツィア映画祭のレッドカーペットに登場したカトリーヌ・ドヌーヴ。 ( ヴェネチア、2022年8月31日 ) photography: Abaca

カトリーヌ・ドヌーヴとイタリアのラブストーリーは決して終わることがない。マルチェロ・マストロヤンニと人生を共にし、イタリア映画にも多く出演してきた名女優に8月31日、第79回ヴェネツィア映画祭のオープニングセレモニーで名誉金獅子賞が授与された。78歳のドヌーヴは感激した面持ちで登場し、赤いドレス姿でいつものように観客を魅了した。膝までスリットが入ったドレスはお気に入りのメゾンのもの。ドヌーヴの友人だったデザイナー、イヴ・サンローランのメゾンを現在、任されているアンソニー・ヴァカレロによるドレスは、ボートネックとかっちりした肩にすとんとしたラインがポイントだ。

映画プロデューサーのロベルト・チクットがカトリーヌ・ドヌーヴへこれまでの功績を讃える名誉獅子賞を贈呈。（ヴェネツィア、2022年8月31日）。photography: Abaca

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赤いドレス

ヴェネチア国際映画祭にドヌーヴが赤いドレスで登場したのはこれが初めてではない。2015年の第72回ヴェネツィア国際映画祭では、ウェストベルトのついた赤いプリーツシルクのノースリーブドレスで登場した。3年後にジュリエット・ビノシュと一緒にレッドカーペットを歩いた時にはジャンポール・ゴルチエの真っ赤なクチュールケープを黒いビュスチェドレスの上にはおり、頭が隠れるような巨大な衿に、羽根飾りが浮遊感を演出していた。

赤がいつもよく似合うカトリーヌ・ドヌーヴの130作品にも及ぶ映画界への功績に対し、名誉金獅子賞が贈呈された。