「弟はもう信用できない」ウィリアム王子、訪英中のハリー王子には会わないと宣言。
Culture 2022.09.07
訪英中のハリー王子は兄の住居近くのフロッグモア・コテージの家に滞在するが、兄弟が会うことはないだろう。
「リメンブランス・デー」記念式典でのハリー王子とウィリアム王子。(ロンドン、2019年11月10日) photography: Getty Images
9月3日、メーガン夫人とハリー王子はウィンザーのフロッグモア・コテージに到着した。現在カリフォルニアに住む夫妻がイギリスに戻ったのは、「ワン・ヤング・ワールド・サミット(One Young World Summit)」出席のためだ。このサミットは190カ国から次世代のリーダーを集めて毎年、イギリスのマンチェスターで開催されている。夫妻にとっては今年6月のエリザベス女王の在位70周年、プラチナ・ジュビリー記念式典出席以来の訪英となる。
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夫妻とイギリス王室との交流を期待するむきもあるが、王室側では素直に歓迎する雰囲気でもなさそうだ。イギリスのタブロイド「ザ・サン」紙によれば、ウィリアム王子は弟の家から徒歩15分ほどのところにあるアデレード・コテージに現在住んでいるものの、会う気はさらさらなさそうだ。ハリー王子の回顧録が11月末に出版される予定だからかもしれない。2021年7月、リリベットとアーチーの親であるハリー王子は、自分の「失敗」と「人生の教訓」を盛り込み、これまで語らなかった出来事を盛りこんだ半生記を執筆中であることを発表した。「王子として生まれた自分ではなく、一人の男性となった今の自分としてこれを執筆中です」と、声明で説明している。
これといい、2021年のオプラ・ウィンフリーとのインタビューといい、ハリー王子からどんな爆弾発言が飛び出すかわからない。「ザ・サン」紙によれば、ウィリアム王子は、弟がもはや「信頼に値」せず、ふたりの会話を平気で明かすような人間だと考えている。しかもここ数ヶ月、ハリー王子とメーガン夫人は移動の度にカメラの大群を従えている。それというのもネットフリックスと1億ドルの契約を結び、子供番組をはじめとする各種番組制作を請け負ったからだ。
ハリー王子の回顧録の出版に伴い、ネットフリックスでドキュメンタリー番組の配信も2023年に予定されている。「ウィリアム王子は深く傷ついており、弟はやりすぎだと考えている」と匿名の情報筋はデイリー・メールに語った。
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ハードスケジュール
いずれにせよ、ハリー王子とメーガン夫人の旅行日程はかなりのハードスケジュールだ。9月5日にメーガン夫人がアドバイザーを務める「ワン・ヤング・ワールド・サミット(One Young World Summit)」に出席するためにマンチェスターを訪れ、その翌日にはデュッセルドルフ(ドイツ)で負傷軍人や退役軍人を対象としたスポーツ大会、インヴィクタス・ゲーム2023の開会式に夫妻で出席する。さらに9月8日にはロンドンに戻り、重い病気にかかった子どもたちとそのケアを行う人を表彰する「ウェルチャイルド・アワーズ」授賞式に出席する予定だ。
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)