ティモシー・シャラメ、「SNSに支配され、社会は崩壊しつつある」と発言。

Culture 2022.09.07

ヴェネチア国際映画祭でルカ・グァダニーノ監督の新作映画『Bones and All』に主演したティモシー・シャラメが、SNSに支配された現代への危機感を語った。

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ヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットでサインに応じるティモシー・シャラメ。(イタリア、2022年9月2日) photography: Getty Images

ティモシー・シャラメのインスタグラムのフォロワーは1800万人。一方、投稿数はたったの83で、このほか何ヶ月かおきにストーリーが時たま投じられるのみだった(セルフィーはいっさいなし)。ティモシーがSNSに積極的でない理由を明らかにしたのは9月2日、ヴェネチア国際映画祭でルカ・グァダニーノ監督の新作『Bones and All 』の取材を受けている最中だった。ティモシーはこの時、デジタル時代に対する見解を述べた。

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撮影で何ヶ月もSNSから遠ざかっていたおかげでじっくり考えることができたとティモシーは言う。アメリカの「バラエティ」誌によれば、ティモシーは「今日、若いということは常に評価にさらされること。SNSが猛威を振るうなかで育つとはどういうことなのか、自分には想像を絶する。今回はSNS、すなわちレディットやツイッター、インスタグラム、ティックトックなどに居場所を見つける必要のないなかで、キャラクターの内的な葛藤を演じられたのがよかった」と語った。同世代が過度にSNSに依存していることに対してティモシーは「今日、生きている実感を得るのは難しい」と言い、「文明の衰退に向かっていると思う」と語った。

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監督と再タッグ

ルカ・グァダニーノ監督の『Bones and All』は、SNSが存在していなかったレーガン時代のアメリカを舞台に、人肉を食べる性癖の持ち主である男女2人、マレン(テイラー・ラッセル)とリー(ティモシー・シャラメ)の旅を描いている。この作品で26歳のティモシー・シャラメはルカ・グァダニーノ監督と再タッグを組んだ。ふたりが最初に出会ったのは2017年、アカデミー脚色賞受賞作品『君の名前で僕を呼んで』の監督と主演俳優としてで、ティモシーはこの作品により、一躍有名になった。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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