「内容のない演説」メーガン夫人、イギリス帰国後のスピーチが酷評される。

Culture 2022.09.08

9月5日、サセックス公爵夫妻は、「ワン・ヤング・ワールド・サミット」出席のためイギリスのマンチェスターを訪れた。この折にメーガン夫人が行ったスピーチは、早くもイギリスのマスコミからバッシングを受けている。

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「ワン・ヤング・ワールド・サミット」でスピーチをするメーガン夫人。(2022年9月5日、マンチェスター) photography: Abaca

王室から離脱後もハリー王子夫妻の話題には事欠かない。メーガン夫人ハリー王子は9月5日にマンチェスターで開催の「ワン・ヤング・ワールド・サミット」出席のため、イギリスに戻った。41歳のメーガン夫人は、サミットに集まった2300人の各国代表を前にスピーチを行い、「イギリスに戻ってこられて、とても嬉しいです」と話しはじめると集まった次世代のリーダーたちの活躍をほめたたえた。「未来を作るのは皆さんです。そしてつけ加えさせていただくなら、現在を作るのも皆さんです。皆さんはこの地球に必要な、ポジティブな変化をもたらす方々です」と聴衆に語りかけた。

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「ハリー王子と出席できる喜び」

スピーチでメーガン夫人は2014年に初めて「ワン・ヤング・ワールド・サミット」に参加者として出席した時の「緊張感」について触れた。「私は『SUITS /スーツ』に出演している女の子で、周りは世界のリーダーや人道的活動の指導者、首相、社会活動家だらけでした」と当時を振り返った。それから数年後の2019年10月、多忙なスケジュールと赤子を抱えながらも、メーガン夫人はこのサミットに再びやってきている。「私の人生は変わりましたと申し上げるのが正しいでしょう。我が子(2019年5月6日に生まれたアーチー)の目を通してこの地球社会を見ることで、私の世界観も指数関数的に広がりました。息子が生まれ出たこの世界はどんなものだろう、私たちに何ができるだろう、私に何ができるだろう、より良い世界にするにはどうすればいいのだろう、と考えるようになったのです」

「メグジット」以来、これはメーガン夫人にとってイギリスでの初スピーチでもあり、ハリー王子への愛を宣言する機会でもあった。何度も結婚について触れながら、このイベントに「夫と出席できる喜び」をメーガン夫人は強調した。

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批判的なイギリスのタブロイド紙

しかしながらこのスピーチは早くもイギリスのマスコミに大きく取り上げられ、しかも好意的とは言いかねる論調だった。イギリスのタブロイド紙はメーガン夫人を狙い撃ちにした。「デイリー・メール」紙は、「それは私、私、私......」の見出しで報じた。「ザ・サン」紙はスピーチを「モノローグ」と呼び、「私、私、私! メーガン夫人は王室を離脱して以来の初のイギリスでのスピーチ7分間で54回私を連呼した」と書いた。王室評論家の面々も「全然内容のないスピーチ」と酷評、SNSの評判も散々で、多くのネットユーザーがアーチーとリリベットの母親のスピーチをお粗末すぎると断じた。

 

 

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じっくり練られた今回の旅行計画

ハリー王子夫妻は9月3日にプライベートジェットではなく、民間機でひっそりとイギリスに到着し、フロッグモアコテージに滞在した。6月にイギリスに戻ったのはエリザベス女王の在位70年を祝うプラチナ・ジュビリー記念式典出席のためだったが、今回はチャリティーイベントに重点が置かれている。9月6日にはドイツで退役軍人らのためのスポーツ大会、インヴィクタス・ゲーム(ハリー王子が2014年、パラリンピックから着想して創設)の開幕式に出席、9月8日にはロンドンに戻って重病の子供たちやそのケアを行う人を表彰する「ウェルチャイルド・アワーズ」授賞式に出席する。スコットランドのバルモラル城に滞在中のチャールズ皇太子とエリザベス女王を二人が訪問するかどうかはわかっていない。

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)

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