メーガン夫人による王室スタッフいじめ疑惑、書籍化が決定。

Culture 2022.09.27

王室専門記者バレンタイン・ローの新著が10月6日に発売される。同書のなかでメーガン夫人によるスタッフいじめ疑惑が取りあげられており、この問題が再びクローズアップされるだろう。

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スポーツイベント「インヴィクタス・ゲーム2023」出席のため、デュッセルドルフを訪れたメーガン夫人。(ドイツ、2022年9月6日) photography: Getty Images

10月6日にイギリスで出版される新しい告発本のタイトルは『廷臣:王冠の裏に隠された権力(※原題直訳:Courtiers: The hidden power behind the crown)』。著者で王室専門記者のバレンタイン・ローは執筆にあたり、ハリー王子とメーガン夫人が2020年にカリフォルニアへ移住するまでふたりに仕えたケンジントン宮殿の元スタッフたちに取材した。当時、メーガン夫人のスタッフたちは「サセックス・サバイバークラブ」と自虐的に自分たちのことを称していたそうだ。同書は過去にもマスコミに取りあげられたことのある、メーガン夫人のスタッフいじめ問題を再燃させている。

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「彼女はナルシストなソシオパス(反社会性パーソナリティ障害者)」と、メーガン夫人の下で働いた人は口をそろえて言う。高圧的で、無愛想で、意地悪なメーガン夫人にスタッフの多くが泣かされたそうだ。みんな彼女に仕える気満々だったのに。「我々への評価は彼女が満足するかどうかにかかっていると誰もが分かっていました。問題は、彼女は幸せになりたいはずと思ってしまったことです」と元スタッフのひとりは語る。「メーガン夫人は周囲から拒絶されたかったのです。初日からその設定に固執していましたから」。スタッフたちは自分たちが操られているように感じた。

同書はハリー王子についてもあまり良く言っていない。サセックス公爵夫妻は慣れないスタッフと話し合うこともしなかったと書いてある。ある関係者がイギリスの「タイムズ」紙に語ったところによると、夫妻はそのこと自体、自分たちへの「侮辱」と受け止めた。

メーガン夫人がスタッフに辛く当たっているという噂はハリー王子との婚約直後の2017年からあった。複数の情報筋によると、ハリー王子夫妻の態度にスタッフが不満を感じていることを、ケンジントン宮殿の職員が夫妻に伝えたことがあったそうだ。だが、その時にメーガン夫人は「他人を甘やかすのは自分の役目じゃない」と答えたという。こうした噂の真偽を確かめようと2021年、バッキンガム宮殿は内部調査を行なった。結局、この調査結果は公表されず、しかしながらメーガン夫人はスタッフからの告発を否定し続けている。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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