チャールズ3世、100歳を迎えた国民にグリーティングカードを送る。
Culture 2022.10.24
イギリス国王夫妻は伝統に従い、今年100歳の誕生日を迎える英国市民にグリーティングカードを送った。
スコットランドのブレーマーで行われるスポーツと音楽の祭典、ブレーマー・ハイランド・ギャザリングでのチャールズ3世とカミラ。(スコットランド、2022年9月3日)photography: Getty Images
廃すべき伝統もあれば守るべき伝統もある。故エリザベス女王の父、ジョージ5世の時代に始まった、100歳のお誕生日を迎えた人と結婚60周年を迎えるカップルに君主からグリーティングカードを送るという伝統は後者だろう。
こうして10月21日、第二次世界大戦の退役軍人であるルース・パーク=ピアソンというスコットランドの女性のもとに、新国王チャールズ3世と妻カミラ王妃からのグリーティングカードが届いた。カードの写真は2018年に撮影されたもので、ふたりの君主がにっこり、カメラに向かって微笑んでいる。王妃は知恵と純潔を表す色である白のドレス、国王はエレガントな紺色スーツを着ている。
The first birthday cards from The King and The Queen Consort have been delivered to those celebrating their 100th and 105th birthdays across the UK.
— The Royal Family (@RoyalFamily) October 23, 2022
World War Two veteran Ruth Park-Pearson, who turned 100 on Friday, was one of the first to receive a card from Their Majesties:
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130万枚のグリーティングカード
この伝統は始まってしばらくしてから対象者を拡大し、いまでは105歳の人、および結婚65周年と70周年を迎えたカップルにも送られることになっている。グリーティングカードを受け取るにはイギリス王室のウェブサイトに登録する必要がある。エリザベス女王は在位70年の間に、英国内外に合計でおおよそ130万枚近くのグリーティングカードを送ったと言われている。
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)