祖母への敬慕は強く......。ウィリアム皇太子、幼い頃にエリザベス女王から貰った手紙を公開。
Culture 2022.11.04
ウィリアム皇太子とエリザベス女王は美しい関係にあった。10月25日、その証拠である女王から孫への手紙がツイッターで公開された。
ロイヤル・アルバート・ホール劇場でのエリザベス女王とウィリアム皇太子。(2015年11月7日、ロンドン)photography: Getty Images
英国は、9月8日に96歳で死去したエリザベス女王を偲び、いまなお喪に服している。女王の死去から2週間後に行われた葬儀で、ウィリアム皇太子は祖母の死に影響を受けていた。国王チャールズ3世の息子であるウィリアム皇太子は、祖母と強い絆で結ばれていた。故エリザベス女王が孫に宛てて書いたこのメモが、10月25日、ロイヤルハウスホールドメールのツイッターアカウントで公開された。
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"William, I hope you enjoy opening this each day, Granny"- A card written in the hand of #QueenElizabethII & sent to the young #PrinceWilliam obviously along with an advent calendar. It was purchased from a former employee of #PrincessDiana. pic.twitter.com/qo6j882yUb
— Royal Household Mail (@RealRoyalMail) October 25, 2022
「ウィリアム、これを開けるのが毎日の楽しみになりますように。おばあちゃんより」- #エリザベス女王の手書きで書かれたカードが、明らかに幼い#ウィリアム王子にアドベントカレンダーと一緒に送られたものである。アドベントカレンダーは、ダイアナ妃の元職員が購入したもの。
「ウィリアム、これを開けるのが毎日の楽しみになりますように。おばあちゃんより」と書かれている。1990年代初頭、ニューヨーク・ポスト紙が報じた、当時アドベントカレンダーと一緒に書かれた一通の手紙。この手紙は2016年にボストンのRRオークションで競売にかけられ、1500ドル(約22万円)近い価値があると推定されていることも米メディアは明らかにしている。
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歴史的な治世
女王の死から2日後、当時ウィリアム皇太子は、自身のインスタグラムのアカウントで声明を発表し、沈黙を破った。「世界は類いまれなる指導者を失いました。彼女の国、領域、英連邦に対する献身は誰にも引けを取らないものでした。彼女の歴史的な治世の意義については、これから多くのことが語られるでしょう」と綴っている。
さらに、「40代になるまで、女王の知恵と安らぎを得ることができました」と続け、自分と妻のキャサリン皇太子妃、そして子どもたち(ジョージ王子、ルイ王子、シャーロット王女)に対する君主の変わらぬサポートを強調した。「妻は20年間、女王のアドバイスとサポートに助けられてきました。私の3人の子どもたちは、幸運にも女王と一緒に休暇を過ごし、一生の思い出を作ることができました」と締めくくった。
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi