ステラ・マッカートニー、チャールズ3世にうっかり"親しすぎる"挨拶を交わす。
Culture 2022.11.09
英国のファッションデザイナーは、11月4日にバッキンガム宮殿に招待された。そして長年の友人であるチャールズ3世と向きあった途端、王室の挨拶ルールが頭から飛んでしまったようだ。
Environmental issues are still high on King Charles’ agenda. Today he is hosting a reception for 200 business leaders, NGOs and decision makers ahead of @COP27P PM @RishiSunak is at Buckingham Palace as is @StellaMcCartney who was warmly kissed but joked about needing to curtsey! pic.twitter.com/NAKnl7tWA0
— Rebecca English (@RE_DailyMail) November 4, 2022
Twitter@RE_DailyMail
チャールズ3世と昔からの友達である場合、挨拶ひとつさえややこしいことになりかねない。 11月4日、COP27(第27回気候変動枠組条約締結国会議)開幕を控えてバッキンガム宮殿でレセプションが開催された。出席したステラ・マッカートニーはイギリスの新国王に挨拶する際、20年来の旧知の間柄だということもあってついうっかりしてしまったようだ。
というのも、君主には触れていけないというのが王室ルールなのだが、デザイナーはチャールズ3世に手を差しだすと、チークキスをした。それからあっと思ったのか「あらまあ、どうしましょう、陛下。いま私がやるべきはこれですよね」とポール・マッカートニーの娘はにこやかに膝を曲げてお辞儀をした。
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国王チャールズ3世と友人のファッションデザイナー、ステラ・マッカートニー。(ロンドン、2022年11月4日) photography: Abaca
ウィリアム皇太子とハリー王子の父親であるチャールズ3世は腹を立てるどころか、愉快がった。チャールズ3世の脇にいた英国の新首相リシ・スナクも同様に、ステラ・マッカートニーの様子を明らかに面白がっていた。この迷シーンをSNSに投稿したのは「デイリー・メール」の記者、レベッカ・イングリッシュだ。
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20年来の友情
ステラ・マッカートニー(51歳)とチャールズ3世(73歳)は、環境保護という共通の志で20年前から固く結ばれている。2021年6月、G7コーンウォールサミットに先立ってチャールズ3世がグローバル企業のトップを集め、セント・ジェームズ宮殿で開催した会議にもステラ・マッカートニーは出席している。同会議では持続可能な未来のための自然や人、地球への投資を促す「テラカルタ憲章」への支持が採択された。
その数ヵ月後、今度はグラスゴーでのCOP26(第26回気候変動枠組条約締結国会議)開催時、チャールズ3世はケルビングローブ美術館・博物館でステラ・マッカートニーが主催した展覧会へ来場し、デザイナーによる環境配慮への提案やヴィーガンの勧めを見学した。
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)