モナコのシャルレーヌ公妃、NYに「おばあちゃんのカーテン」風ドレスで登場!
Culture 2022.11.14
モナコ公国のアルベール2世の夫人、シャルレーヌ公妃は、ニューヨークで開催されたグレース王女財団の年次ガラに、南アフリカのデザイナーのテレンス・ブレイのドレスで登場した。
前回のグレース王女賞でのモナコ公国のシャルレーヌ公妃とアルベール2世。(2022年11月3日、ニューヨーク) photography: Abaca
シャルレーヌ公妃は、社会的なイベントにもカムバックしている。1982年9月14日に亡くなった義理の母、女優のグレース・ケリーを追悼するため、療養から1年後、シャルレーヌ公妃はニューヨークを訪れ、40年ぶりの再会を果たした。11月3日(木)、シャルレーヌ公妃は夫のアルベール2世とともに、セントラルパークのすぐそばにある583パークアベニューで、2022年度グレース王女賞の授賞式に臨んだ。
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この日、ジャック公子とガブリエラ公女の母親が選んだのは、南アフリカのデザイナー、テレンス・ブレイのフラワーモチーフのドレスだった。「おばあちゃんのカーテン」をイメージした独創的な作品に、ドイツ系フランス人ジュエラー、ロレンツ・ボイマーの「La vie en rose(ラ・ヴィ・アン・ローズ」のネックレスを添えた。
前回のグレース王女賞でのモナコ公国のシャルレーヌ公妃と夫のアルベール2世。(2022年11月3日、ニューヨーク) photography: Abaca
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未使用のピンクダイヤモンド
このジュエリーは、オーストラリアのアーガイルで採掘された希少なピンクダイヤモンド「グレース・ダイヤモンド」を中央に配し、これまで一度も身につけられたことがないというユニークなもの。2021年にこのダイヤモンドを購入したMazerea社は、「驚くべき自然の美しさを持つ、放射状の正方形のダイヤの各切り口は、熟練した職人の手によって完璧に配置、カット、研磨され、内側から照らし出されたかのような、驚くべき輝きを見せている」と、その詳細をウェブサイトに掲載している。
しかし、1年以内に「La vie en rose」からグレースダイヤモンドは取り外され、代わりに別のピンク色の石がセッティングされる予定だ。このネックレスはオークションにかけられ、ダイヤモンドは別のジュエリーに取り付けられる予定である。
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笑顔と愛に満ちた表情
レッドカーペットでは、モナコ公国のシャルレーヌ公妃が、夫にたくさんの笑顔と愛情を注いでいた。映画、音楽、舞踊など芸術界の若手受賞者24名にグレース王女賞を贈呈し、アルベール2世と二人三脚で臨んだ。そのうち18人が1万ドル(約146万円)の助成金を、他の6人が1千ドル(約14万円)の名誉賞を受賞した。グレース王女賞の目的は、グレース・ケリー王女と同じように、将来有望なアーティストのキャリアを支援することである。
夫妻の離婚の可能性についての憶測は再び一掃された。昨年、モナコ公妃が耳鼻咽喉科領域の感染症で数カ月間南アフリカに長期滞在して以来、さまざまな噂が飛び交っている。その後、彼女は「肉体的・精神的疲労」のため、スイスの専門施設に入院した。
アルベール2世は6月、仏新聞『Journal du Dimanche(ジュルナル・デュ・ディマンシュ)』のインタビューに応じ、10カ月間妻が不在だったことについて、「悪意のある噂を流され、私たちが傷つきました」と述べた一方、妻が戻ってきたことは「最も喜ばしいこと」だと説明した。
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi