リリー=ローズ・デップ、父親の裁判について言及しない理由を説明。
Culture 2022.11.18
11月16日(水)に公開されたインタビューで、ジョニー・デップとアンバー・ハードの法廷闘争について発言していない理由を説明した。
「シャネル No5 イン・ザ・スノー」のイベントに出席したリリー=ローズ・デップ。(2019年12月10日、ニューヨーク) photography: Abaca
「両親は私と弟をマスコミから守ってくれました」。リリー=ローズ・デップが、11月16日(水)発売の雑誌「エル」(アメリカ版)のインタビューで、家族について打ち明けた。ジョニー・デップとアンバー・ハードの名誉毀損訴訟について、これまで一切触れなかった理由を説明した。2015年から2016年にかけて婚姻関係にあったふたりの俳優が、互いにDVを訴えている。『パイレーツ・オブ・カリビアン』(2003年)の主人公は、この訴訟に勝ったものの、前妻に200万ドル(約2億7千万円)を支払うことを余儀なくされたのである。
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インスピレーションを与える母
「(結婚は)とてもプライベートで個人的なことなのに、突然そうではなくなりました。私にも秘密の花園を持つ権利があると思います。また、誰かの問いに答えるためにここに居るわけではありません」とリリー=ローズ・デップはこの話題について語り、次のように続けた。「私のキャリアの多くは、家族やボーイフレンドや友人など私の人生に関わる男性たちによって、定義づけされていると感じてきました。でも私は今、自分の仕事に注ぐエネルギーによって評価される心の準備ができています」。
インタビューの中で、母親であるヴァネッサ・パラディを絶賛した。「母がこれほど豊かで充実した人生を送りながら、世界で最も安らぎと愛に満ちた人であり、ステージに立って何千人もの人々のために歌い、ただ(中略)彼女自身と彼女の生み出すアートと調和する姿は、兄にとっても私にとっても、本当にクールな存在でした」と彼女は語った。リリー=ローズ・デップもその道を歩んでいるようだ。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi