ダイアナ妃からメーガン夫人に受け継がれた、アクアマリンの指輪の秘密。
Culture 2022.12.08
ロバート・F・ケネディ人権賞への参加を心待ちにされていたメーガン夫人は、非常にパーソナルなメッセージのこもった指輪を身につけた。
the fact that some people look at Meghan Markle and try to claim she’s not objectively the most beautiful woman on the planet tells me all I need to know about them pic.twitter.com/EOpdxSXXfs
— troublesome book woman (@troublesomebks) December 7, 2022
白いドレスとブルーラグーンのようなアクアマリンの指輪......。英国王室内の人種差別に対する取り組みが評価され、ロバート・F・ケネディ人権賞を受賞するためにハリー王子とともにニューヨークを訪れたメーガン夫人だが、身につけていた愛らしく大きな宝石に注目が集まった。
結婚式後のアフターパーティでも着用していたので、王室ファンならすぐにわかったと思われるレアな逸品だ。今回も真っ白なドレスにエレクトリックブルーを合わせた。
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過去を彷彿とさせる
シドニーで開催されたビクター・チャン心臓病研究所のディナーダンスでのダイアナ妃。photography: Julian Parker/UK Press via Getty Images
これはハリー王子が母ダイアナ妃から譲り受けたもので、ダイアナ妃のジュエリーはすべてふたりの息子に譲り渡されたという。1996年、シドニーで、ダイアナ妃が(王室御用達の宝飾店)アスプレイによる30カラット超えの稀少なアクアマリンを身につけ始めたことが記憶にある人でも、当時のチャールズ皇太子が婚約指輪として贈った象徴的なサファイアの代わりにこれを選んだことを知る人は少ないかもしれない。そしていま、独立のシンボルであるメーガン夫人によって「表現の自由」という別のメッセージを連想させる。
text: Anne-Sophie Mallard (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi