アシュリー・グラハム、"ヌードドレス"でロンドンの夜を彩る。

Culture 2022.12.12

12月5日、アメリカ人モデルのアシュリー・グラハムはイギリスの寒さをものともせず、だまし絵ドレスで登場した。

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ブリティッシュ・ファッション・アワードのアフターパーティに到着したアシュリー・グラハム。(2022年12月5日、ロンドン)photography: Getty 

目の錯覚を利用したドレス。12月5日、ロンドンで行われたファッション賞授賞式のアフターパーティに、アシュリー・グラハムは凍えるような寒さをものともせず、“濡れたドレープ”を羽織って出席したかのように見えた。白く分厚い毛皮のコートの下に、35歳のトップモデルは悩ましげなドレスを隠していた。彼女自身の曲線をモデルにしたこのドレスに描かれたプリントは、濡れたベールによって形作られた裸体を模したのである。これはシンジカル・チャンバーというブランドのもの。しかし、この大胆なだまし絵プリントを取り入れたのは、プラスサイズモデルの彼女が初めてではない。

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ブリティッシュ・ファッション・アワードのアフターパーティで、シンジカル・チャンバーのドレスを着たアシュリー・グラハム。(2022年12月5日、ロンドン)photography: Getty

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イブニングドレスのトレンド

1984年、ジャン・ポール・ゴルチエの風変わりな発想から生まれた「ヌードドレス」は、2021年に見事な復活を遂げた。ロシア人デザイナー、ロッタ・ヴォルコヴァは、フランスファッション界の問題児へのオマージュとして、ジャン・ポール・ゴルチエとのコラボレーションで、この神話的な作品を今年もいくつか発表した。それ以来、ヌードウェアは一部のスターのワードローブに加わるようになった。カイリー・ジェンナーはビキニバージョンでこのトレンドを取り入れ、ベラ・ハディッドやキアラ・フェラーニはトップスやイヴの衣装のようなドレスを選んでいる。モードという名の下に、セレブリティたちは裸、あるいはほぼ裸になっている。

text: Rose Casado (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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